2009年 11月 14日
ご質問にお答えして…
丁寧なコメントを頂きましたので、そのことについてお答えしたいと思います。
「茨城の極真の道場(極真の派閥・団体)は、どんなところがあるのでしょうか」 創始者が亡くなり、もう十余年になります。 それまでに紆余曲折し、離合集散を繰り返してきましたが、ここ暫くは収束しつつあるように思えます。茨城県に限ったことではないですが、大きく分けると次のようになると思われます。 最大勢力の一つは「松井派」であり、そして緑代表率いる「新極真」次いで盧山代表の「極真館」そして「極真連合会」主たる代表は「長谷川師範」と「大石師範」となっています。 ちなみに、茨城県最古参となる団体としては「枡田道場」があります。 また、宗家として「実娘」が代表を務められている団体もあります。 大きく区分すれば、このような分布になるかと思います。 そして、私たちのように独立して大会協力等の取り組みをしている少数団体も、少なくありません。 私たちの友好協力団体としては、北海道、岩手、福島、神奈川、連合「大石道場」、兵庫等があります。また、どこにも属さず単に「極真」を名乗っているだけの「道場」も少なくありません。 よく聞かれることなのですが「どこが、どう違うのですか」というご質問です。 仔細にお答えすることは、私見の挟むことになりますので一般的な考えを上げてみたいと思います。 どれが良い悪いではなく、それぞれの団体の理念・主義等そして稽古・試合に対する方法論の違いが、見て取れると思います。 進出にとんだ稽古を主体とするところや伝統的な雰囲気を大切にしている道場など、それぞれに相違が出てきているのが現状と言えますので、たとえば、これから「極真」をやってみようという人たちは、それぞれの道場を訪ねてみることをお勧めします。 道場での稽古は、長く続けていかねば成果は望めないモノです。 それだけに、その道場や団体の雰囲気や教えてくれる先生や諸先輩たちの人となりを良く確かめ、自身の目的や指向にあっているかどうかを見定めることは大切だと思われます。 ただ大きな試合を目指しているとか特別な理由があるのであれば、別ですが、やはり、人との交わりですので、そこでの人間関係は大切だと思います。 ちなみに、手前味噌になりますが、私たちの道場では、一人一人の目的と資質をよく見定め、合理的な稽古を行っています。昔ながらの「極真」の道場の雰囲気も勿論大切ですが、それだけを大仰に構えた形だけの堅苦しさは、避けるようにしています。 何故、基本や型が大切なのか。また、どうすれば「試合」に勝てるか。組手で強くなることが出来るか。そして、武道とは、どんなことか…などを明確にお教え出来るよう指導がなされています。 (また、稽古後、道場生全員、年齢に関係なく仲が良いのも大きな特徴とも言えます。時として厳しく辛い稽古の最中でも、なぜか笑顔でやっている(不謹慎と言われそうですが)場合が、多くあるのも私たちの道場の特徴かもしませんね)
by katsumi-okuda
| 2009-11-14 01:05
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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