2009年 07月 06日
子供達に伝えなくてはならないこと
仕事柄(教育・進学カウンセラー等)いろいろな人達とお会いし、いろいろな話しを聞かせてもらう事があります。
勿論、受験や進学の事が大半なのですが、少し気になる事が以前からあります。それは、親の「子供離れ」が出来ていない。そして、子供たちの「親への依存」です。互いに「甘え」が、あるような気がしてなりません。 確かに必要なとき、親は子供達に最大限の援助をしてしかるべきではあります。 しかし、過度の支援や肩入れは、百害あって一利無しです。 子供達は、否応無しに社会へと旅立っていきます。 それは、幼い子供達でも同じです。 子供たち同士の「社会性と協調力」であったり、一人で物事に取り組まなくてはならない「自立・克己」であったり…。 そのために幼いうちから「人としての基準」を伝えておかなくてはならないと思っています。 私見ですが、人とは「情緒・感性」をもとに物事の善し悪しを理屈ではなく、時に厳しく身をもって覚えなくてはならない時が必要だと思っています。 物事の善悪の「美しさと醜さ」を幼いうちから感得すること。 人に情けをかける、人を思いやる「憐憫の情」を身につける事。 何が正しく、そして格好の良い事か、子供達には知ってもらいたいといつも思ってしまいます。 そのために「形から入る礼節」の大切さを弁えさせなくてはなりません。時として厳しく五月蝿く思われようとも、伝えなくてはなりません。 形からきちんとしている子供達は、例外なくどんな物事でも真摯に取り組む姿勢が、備わってくるものです。 時として私は、非常に厳しい言葉をかけることがあります。 真剣に生徒と向き合えば向き合う程喜怒哀楽は、大きくなるものと心得ております。楽しいときは、子供達と共に喜び騒ぎます。 そして、叱るときは…推して知るべしです。 そのために私たち大人が、いつでも、どんなときでも、子供達の範と成る可く、言動を律しなくてはなりませんね。 …どんなにキツかろうが何だろうが、特に子供達の前では、私はいつでも変わらぬ「姿」でいようと思っています。 …私が、気を抜くのは…多分、当分ない気がします。
by katsumi-okuda
| 2009-07-06 23:45
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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