2009年 06月 15日
頭と心のバランス
「完全にOffの日ってあるんですか」
と知り合いの講師に聞かれたことがあります。 …よく考えてみると(考えなくても)…ありませんね。 いつの頃からか…多分大学生時分からか、完全な休みという決まった日は、考えていないフシがありました。 今も、そうですが、休みは、其の時々の「時」を一応有効に使っているつもりではいます。 しかし、たまには「完全休養」も…と考えなくもありません。 特にこの頃は、思う処もあり、完全に「仕事」を離れて、色々と思考したいとも思います…が、中々そうもいかないのが現実。 ですので、意識して日々の生活にメリハリをつけるよう心がけているつもりではおります。 とは言っても、年代なのでしょうか、完全に休むことへの「恐怖」があるのも事実なのです。休むことの大切さは、わかっているつもりなのですが、頭が「仕事」を離れない。 それが、いらぬ「過剰な」反応となって、心身にあまり芳しくない影響を与えているのも感じてはおります。 特に同年代や働き盛りの社会人の皆さんも、このことには十二分にご注意の程を…。 あまり根を詰めても、よい結果は生まれないとよく耳にしますし、其の通りだと思っています。 ぎこちないのですが、何とか日々の生活の中で「景色」を変えていかなくてはいけませんね。 頭と心のバランスを保つこと。 それが、何より大切だと感じております。 「理」が強すぎても「心」が固まっても、何事もスムースには、運ばないものです。 私は、組手の最中でも、それを思考します。 組手の最中にあっても、平生に動ける心身とは、やはり身体そして心の均衡を保てるだけの両面の鍛錬が、大事だと思っております。 どんな時でも乱れぬ体力を自らの器に合わせて鍛錬を怠らぬこと。そうすることによって初めて火急の時でも、細かな修正の効く「意」と「心」を保持し続けられるものと実感しています。 そのためにも、頭や心が、固くならないよう、いろいろな刺激をその両方に与えなくてはなりません。 余暇もそうでしょうし、家族や知人との楽しい語らいもそうでしょう。どんなことでも、純粋な好奇心をもって日々の生活に彩りを与えていくことでしょう。 年と共に「難しく」なっていく、そのことを努めて行うようにしたいと思っております。 …因に…柏市でも「新型インフルエンザ」の発症が確認されたようです。体調を崩し易い時期です。 体調管理に心するようにしたいものです。
by katsumi-okuda
| 2009-06-15 02:23
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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