人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武道カラテ稽古日記

ブログトップ

真の「脱力」=リラックスとは

「リラックスする時間ってあるんですか」
この前馴染みの床屋さんで聞かれ、はたと答えに窮しました。
リフレッシュしている時間は、確かにわかるけど、リラックスしている時間って…考え出したら本当に頭が熱くなってきた気がしました。(この歳で知恵熱って…)
…実は、無いような気がしてなりません。

例えば湯船に浸かっているときでも、寝入りばなでも、何かしら考え事をしておりますが、果たして私だけでしょうか。

完全に心身の「力を抜いて」いる状態とは…禅に代表される「無」の状態のことでしょうか。それとも…。
そして、それが完全にコントロール出来るとすれば、どんなことでも人は成し遂げられる気がしてなりません。

よく天才的な人達の逸話として「必死に考え、考え尽くしたあと疲れ果てて寝たときほど、さまざまなひらめきや発想を得る」と聞きます。無論、脳の作用もあるのでしょうが、無視出来ない事柄のように思えてなりません。

完全に限りなく「無」の状態を心身に作り出すことが出来れば、新たな「心身」を得られるのではないか…全く勝手な想像なのですが、そんなことを思ったりしています。

何にせよ痛めた心身を完全に「休める」ことは大事なことです。
誰に限らず、それを上手く行うことは、必ず次ぎに繋がることだと感じています。確かに難しいことなのかもしれませんが、それを考えることも、決して悪くはないと思います。

…そして、その「状態」をカラテでも表現出来たとしたら…。
「脱力」そして「抜力」として表現される武芸の極みの一つ、取りも直さず、それは心身の「リラックス」に他ならず、それを実戦の場で使えるか否かが大事であり一つの道標でもある。

痛めた心身をまずは、直すことから始めたいと思うのですが…。
さて、しかし、どうやったら「リラックス」出来るのか…考えて…
う〜む 又考え過ぎてしまうかもしれませんね。
ほどほどに…取りあえず何も考えず力を抜くこと、そしてそのまま寝ねるようにすることから始めたいと思います。
(それが、しかし私にとって最も難しいことかも…(^^)
by katsumi-okuda | 2009-05-12 01:09 | 稽古日誌