2009年 05月 12日
真の「脱力」=リラックスとは
「リラックスする時間ってあるんですか」
この前馴染みの床屋さんで聞かれ、はたと答えに窮しました。 リフレッシュしている時間は、確かにわかるけど、リラックスしている時間って…考え出したら本当に頭が熱くなってきた気がしました。(この歳で知恵熱って…) …実は、無いような気がしてなりません。 例えば湯船に浸かっているときでも、寝入りばなでも、何かしら考え事をしておりますが、果たして私だけでしょうか。 完全に心身の「力を抜いて」いる状態とは…禅に代表される「無」の状態のことでしょうか。それとも…。 そして、それが完全にコントロール出来るとすれば、どんなことでも人は成し遂げられる気がしてなりません。 よく天才的な人達の逸話として「必死に考え、考え尽くしたあと疲れ果てて寝たときほど、さまざまなひらめきや発想を得る」と聞きます。無論、脳の作用もあるのでしょうが、無視出来ない事柄のように思えてなりません。 完全に限りなく「無」の状態を心身に作り出すことが出来れば、新たな「心身」を得られるのではないか…全く勝手な想像なのですが、そんなことを思ったりしています。 何にせよ痛めた心身を完全に「休める」ことは大事なことです。 誰に限らず、それを上手く行うことは、必ず次ぎに繋がることだと感じています。確かに難しいことなのかもしれませんが、それを考えることも、決して悪くはないと思います。 …そして、その「状態」をカラテでも表現出来たとしたら…。 「脱力」そして「抜力」として表現される武芸の極みの一つ、取りも直さず、それは心身の「リラックス」に他ならず、それを実戦の場で使えるか否かが大事であり一つの道標でもある。 痛めた心身をまずは、直すことから始めたいと思うのですが…。 さて、しかし、どうやったら「リラックス」出来るのか…考えて… う〜む 又考え過ぎてしまうかもしれませんね。 ほどほどに…取りあえず何も考えず力を抜くこと、そしてそのまま寝ねるようにすることから始めたいと思います。 (それが、しかし私にとって最も難しいことかも…(^^)
by katsumi-okuda
| 2009-05-12 01:09
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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