2008年 12月 19日
出来るということ
昇段するにあたり、幾つか課題のもとレポートを書いてもらっています。形式だけではなく、昇段した本人が、いかにカラテ全般について理解してもらっているか確認の為が、主な趣旨です。
書く事(要は作文や論文)が、苦手な人は、これが最も関門かもしれませんが、頑張ってもらいましょうね。 何故、レポートを書かなければならないかは、諸説ありますが、兎も角その効用は大きい、そして今後、人の上に立つ者として「自身で確認」しなければなりません。 子供達にも、よくこんな話しをします。 「出来る事をきちんと人に説明出来てこそ本当に覚えている、出来るということだと思いなさい。」 「出来る」とは、いろいろな段階があります。 例えば、初めは教えられても、つまり意識しても出来ないという段階。次は、何とか意識して出来るまでになる段階。 そして次に無意識でも出来るという段階が、きます。 その次が、その無意識で出来る事を説明出来るようにすることとなります。 それが、「出来る」ということ。 私達は、それを実戦の場で「出来なくては」無論、意味がありません。そのために「意識の鍛錬」をたえず日常でも自身に課していかなければ、なりません。 たえず意識し、果てに無意識に行い「理」を論ずる事。 実戦の場に立ってナンボの世界ですが、それ以上に「思考」し、繰り返し「稽古」を行うこと。 その積み重ねが、今の私達を支えていると言えましょう。 さて、週末は「一般合宿」です。 今年の締めの合宿ですので、いろいろな面で有意義に過ごしたいと…今から楽しみにしています。
by katsumi-okuda
| 2008-12-19 00:10
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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