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武道カラテ稽古日記

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出来るということ

 昇段するにあたり、幾つか課題のもとレポートを書いてもらっています。形式だけではなく、昇段した本人が、いかにカラテ全般について理解してもらっているか確認の為が、主な趣旨です。

書く事(要は作文や論文)が、苦手な人は、これが最も関門かもしれませんが、頑張ってもらいましょうね。
何故、レポートを書かなければならないかは、諸説ありますが、兎も角その効用は大きい、そして今後、人の上に立つ者として「自身で確認」しなければなりません。

子供達にも、よくこんな話しをします。
「出来る事をきちんと人に説明出来てこそ本当に覚えている、出来るということだと思いなさい。」

「出来る」とは、いろいろな段階があります。
例えば、初めは教えられても、つまり意識しても出来ないという段階。次は、何とか意識して出来るまでになる段階。
 そして次に無意識でも出来るという段階が、きます。
その次が、その無意識で出来る事を説明出来るようにすることとなります。

 それが、「出来る」ということ。
私達は、それを実戦の場で「出来なくては」無論、意味がありません。そのために「意識の鍛錬」をたえず日常でも自身に課していかなければ、なりません。
 たえず意識し、果てに無意識に行い「理」を論ずる事。
実戦の場に立ってナンボの世界ですが、それ以上に「思考」し、繰り返し「稽古」を行うこと。
その積み重ねが、今の私達を支えていると言えましょう。

 さて、週末は「一般合宿」です。
今年の締めの合宿ですので、いろいろな面で有意義に過ごしたいと…今から楽しみにしています。
by katsumi-okuda | 2008-12-19 00:10 | 稽古日誌