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武道カラテ稽古日記

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今期末「審査会」…ふだんの「力」

 晴天、道場内は、普通にしてれば程よい「気温」…しかし、始まってしまえば道場生にとっては「熱い」…そして、ふだんとは、違う雰囲気が漂っています。

 午前中は、子供達の「審査」です。
大人でさえ緊張します。子供達も…なかには、あまり感じてなさそうな「大物な子」もいますが、みんな一応に真剣・懸命に審査に臨んでくれました。

 いつも通りにやれた子、そうでもない子、いろいろです。
審査だけが審査ではありませんが、やはり、上級者になるためには、いつでも同じような「意・心」と「技」が現せなくてはなりませんね。

 そのためには、ふだんの「すべて」が大事になります。
その時だけ「やろう」としても、そう簡単にいくはずもありません。何事もそうですが、ふだんの「姿勢」「立ち振る舞い」から、そうならなければなりません。
 そして、それこそが私達が、稽古をする意味なのですから

 組手だけ型だけが、カラテではありません。稽古するすべてを以て自身のカラテにしなくてはなりません。苦手な事は、中々出来ないパズルに似ています。懸命に考えて試行錯誤の結果、一つのパズルが完成する。それは、苦手な事を克服していく過程に似ています。諦めてしまったり、何も考えずに取り組んでいれば、出来る道理はありません。
 懸命に愚直に物事に取り組む姿勢を私達は、稽古で学ばなければなりません。そのために型も含めて自分一流のカラテを目指して下さい。私達のカラテの独自性とは、そういうものであり、一人々の「意」によって成り立つものと知って下さい。

 一般部の審査では、今回三人の「十人組手」と女性の「昇段」等が、執り行われ、ふだんにも増して大変緊迫感のある、そして正しい姿勢から体現された組手を全員、現してくれました。ただ闇雲に殴り合う事をせず、考えた「組手」を行えたのではないかと思わず感慨深く観てしまいました。

 暫く女性の昇段はなかったのですが、今回、スポーツクラブからの転身組で唯一の女性Nさんが、受審されました。
足掛け七年余り、途中横浜に居を移されてからも月に一二度の稽古を継続され今日を迎えられ、安定した体力と姿勢を示されておりました。大したモノです。

 そして、岩井支部からは、Y先生のご子息が昇段審査。
師範代共々苦楽を共にして来たY先生…そのご子息も、今では立派に代行を務められ支部をまとめられている。技量も、そしてこれからを期待させる組手、そしてカラテでした。

 水戸からはO場君、そして本部からはY君が昇段を賭けて受審。二人とも体力・技量とも稽古の跡がしっかりと見て取れました。今後の活躍にも期待したいところです。

今回も、受審者の応援、そして対戦相手として集合して頂きました皆さん、本当にご苦労様でした。このような機会、また「合同稽古」として互いの技量を高めていけるよう施行致したいと思います。

 次の機会として、近々「一般合宿」がありますので、参加出来る一般部そして上級者の皆さん、奮っての参加を願います。
…昼食を師範代とY先生と一緒に歓談しました。
「今年で四十路です」と師範代…吃驚です!まだ三十代かとばかり思ってました。考えてみれば、道場として此の地で始めてから…三十年近くたっていますし、師範代やY先生とは二十七年からの付き合いです…あまり頭の中身は、変わってないのですが、年を経たものです。三人して思わず、笑ってしまいました。さて「三十周年」でも考えますか…。
by katsumi-okuda | 2008-12-07 22:16 | 稽古日誌