2008年 09月 04日
色々な道筋
…やはり、此の時期厳しい残暑(と言って良いのでしょうか)になってしまいました。後少しの辛抱でしょうが、この残暑に身体も何かと厳しいものがありますね。
年相応に大事に動いていかなければなりますまい。 と言っても、稽古で手を抜く訳にもいかないのですが…。 「カラテを一つに」していく具体的な指導法と要諦を固めていきたいと思っています。 私達の目的として「強くある事」「競技組手での強さ」「誰もが、いつまでも強さを希求出来る事」である。 其の為に日々の稽古において何をどうしていくかである。 確かに伝統的な稽古とやり方には、捨て難い合理性もあるにはあるが、又欠点や脆弱な点も否めない。 「一つのヤマの頂を目指す道筋は、幾筋もあるはず。登る人の体力と資質に応じた登り方と適切な道筋を指導者は、示さねばならぬはず。それをやらない指導者は、怠慢である。」 どんな物事でも、このことは言えるはずである。 武道に限らず、伝統文化等を堅持していくことの大切さは、それを修める誰もが、理解している事であるし、古くから定められた「形」は、出来る限り(手前勝手な解釈等)崩す事無く、尊守しなければならない。 私達は、先人が残したその財産を堅持しつつ、その時代と状況に合った使い方を創意工夫しなければならない。 単に綺麗に形をなぞるだけでは、意味が無い。 そこから何をつかみ取り、何を活かしていくか、日々稽古によって見定めていく事が大事であろう。 基本そして型が、それだけで存在する事無く、全てを繋ぐ「理合い」を知り、自身のカラテに還元すること。 基本で出来る事の意味を身体で知り、競技で、そして護身で使える事を目指す事。 そして、それを学ぶ人達の程度に合わせ、誰もが、指導していけるよう稽古とその指導法を体系化する事…出来る事から、まず始めたいと試みている次第です。 ただ忘れてはいけない事として「個人の資質に合った自力補強による体力強化」を前提とした稽古・鍛錬でなければ、実戦の意味がないと…。 …よくよく考えてみると…カラテの全ては、繋がっているモノであるとつくづく思い知らされたりも致します。 そこが、武道の面白さなのでしょうか…。
by katsumi-okuda
| 2008-09-04 00:42
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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