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武道カラテ稽古日記

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色々な道筋

…やはり、此の時期厳しい残暑(と言って良いのでしょうか)になってしまいました。後少しの辛抱でしょうが、この残暑に身体も何かと厳しいものがありますね。
 年相応に大事に動いていかなければなりますまい。
と言っても、稽古で手を抜く訳にもいかないのですが…。

「カラテを一つに」していく具体的な指導法と要諦を固めていきたいと思っています。
 私達の目的として「強くある事」「競技組手での強さ」「誰もが、いつまでも強さを希求出来る事」である。
其の為に日々の稽古において何をどうしていくかである。

確かに伝統的な稽古とやり方には、捨て難い合理性もあるにはあるが、又欠点や脆弱な点も否めない。
「一つのヤマの頂を目指す道筋は、幾筋もあるはず。登る人の体力と資質に応じた登り方と適切な道筋を指導者は、示さねばならぬはず。それをやらない指導者は、怠慢である。」
どんな物事でも、このことは言えるはずである。

 武道に限らず、伝統文化等を堅持していくことの大切さは、それを修める誰もが、理解している事であるし、古くから定められた「形」は、出来る限り(手前勝手な解釈等)崩す事無く、尊守しなければならない。
 私達は、先人が残したその財産を堅持しつつ、その時代と状況に合った使い方を創意工夫しなければならない。

 単に綺麗に形をなぞるだけでは、意味が無い。
そこから何をつかみ取り、何を活かしていくか、日々稽古によって見定めていく事が大事であろう。

 基本そして型が、それだけで存在する事無く、全てを繋ぐ「理合い」を知り、自身のカラテに還元すること。
基本で出来る事の意味を身体で知り、競技で、そして護身で使える事を目指す事。

 そして、それを学ぶ人達の程度に合わせ、誰もが、指導していけるよう稽古とその指導法を体系化する事…出来る事から、まず始めたいと試みている次第です。
 ただ忘れてはいけない事として「個人の資質に合った自力補強による体力強化」を前提とした稽古・鍛錬でなければ、実戦の意味がないと…。

…よくよく考えてみると…カラテの全ては、繋がっているモノであるとつくづく思い知らされたりも致します。
そこが、武道の面白さなのでしょうか…。
by katsumi-okuda | 2008-09-04 00:42 | 稽古日誌