2008年 09月 01日
長月…再考「カラテを一つに」
九月になると、あと今年も後半という感じにいつもなります。年と共に一年々が、「勝負」ともなりますが、何にせよ思うに委せないのが世の常なのでしょうか…。
どうにか「偏頭痛」も峠を越し、色々と考えられる頭になってきたようです。 試合を控え、選手の皆さんには、本当に頑張ってもらいたいと思いますし、毎度勝ってもらいたいと常に思います。 当然ですが、勝負事なら勝ちにいく「気持」を強くもつことであり、試合までの稽古を通し、自身の「意」を強くしていけるよう、そして「平生と熱情」を保ち強くしていくようにしていかなければなりません。 気持を正しく持っていく事、それは身体を鍛えるより難しいモノだと思っています。 大会や試合に臨む選手たちに体力や技量に大きな差があるはずもありません。あるとすれば、それこそ「意識」の差なのだと、実感し、いつも指導の場で伝えてはおります。 そして、それと分かっていても、その「心」に左右されてしまうのも又、勝負事の「常」です。 どこまで、「自身」を高められるかが「行」なのでしょう。 選手の皆さんは、特に心して稽古に励んで頂きたい。 又、共に稽古をされる道場生の皆さんも、同じ稽古を通し貴重な緊張感と体験を積ませてもらうことと致しましょう。 私にしても、試合や大会を通し選手達との稽古を通し、さまざまなことを知る貴重な機会でもあります。 「カラテを一つに」という理念。 カラテは、カラテである。 競技も護身も、型も組手も、ない。 あるのは「カラテ」である。 基本や型・組手を分けて考えてはならない。 「全てが自身のカラテ」でなくてはならないはず。 カラテを一つにしていく事…それを自身のカラテの理念・理想とする。そのために今やるべき事をやらねばならない。 次の自身のカラテを成していく為に…。 ここ数年思考していたことが、少しずつ形になってきたように思われる。 共に稽古をする道場生の皆さんと一緒に培ってきた稽古の数々をこれから、しっかりと形にしていきたいと強く思います。
by katsumi-okuda
| 2008-09-01 23:16
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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