2008年 04月 07日
姿勢…色々
町並みの桜も、今年は長かった…また冷たい雨がやってきました。一雨来るごとに本当に暖かくなってくることでしょう。色々な花が咲き出しています。さして手入れをされていないにも関わらず…何か健気にも見事にも思えてなりません。
人に教える仕事を生業としている関わり上、時として自身の勉強も怠らないようにしなくてはなりません。 いろいろなセミナーや講習会・勉強会に顔を出します。 その時、面白い話しを聴きました。 「○の半分を黒く塗って一列に並べて下さい。」という指示があったとします。すると…不鮮明な指示の為もありますが、その書き方はいろいろになります。上下右左のいずれか半分を塗る…そして、縦横又は、ばらばらに並べてしまう。 言語だけの伝達とは、どれだけ不鮮明か、また注意が必要か。教える方も教わる方も…。 時として私達大人は、常識にとらわれ過ぎ、又は偏重した考えや意識の為に解釈を違えてしまう事が、間々あるもの。 話す・聴く姿勢を正すとは、全ての物事の基本。 いつでも、真摯な姿勢を保つ事が、すべての上達の源。 私の弟子達の中で大成した者の多くは、その姿勢に秀で、それを真摯に継続出来た者…例えそれが、幼い道場生でもしかりです。 組手においても「姿勢」の正しさは、必須です。 正しい姿勢は、相手の全てを見据え、攻防の間を紡ぎ出す事が出来ます。組手の第一歩は「観の眼」と良く言われます。 その「眼・目付」も、正しく揺るがない、それでも自在な姿勢がなくてはなりません。どこを攻めるにしても、どこを攻められるにしても「相手の全体を見続ける」こと。それなくして組手の先は、ありません。 …無論、それを維持し続けられる「平生の心」を保つ為の鍛錬を忘れてはなりますまい。 何につけても、真摯に素直に物事に接する事の大事さを私達大人が、忘れてはなりません。その「姿勢」を子供達も観ていてくれてますから…。
by katsumi-okuda
| 2008-04-07 23:04
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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