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武道カラテ稽古日記

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自然に動く…体重移動・荷重

 今日も、冷たい雨とともに寒かったです。
道場の床は、何故に冷たいのでしょう。床暖房でもいれたいくらい…全体が温まった頃は、いつも稽古も終わり頃ですね。しかし、それも稽古ですね。暫し自然と向き合いながらの稽古が、続きますので皆さんも無理をせず稽古に励んで下さい。

 今日も、師範代とケント指導員とともに新しい型をやりました。この前新しい型をやったばかりとの意見、確かにそうですが、私が忘れないうちに(冗談ですが)上級者二人には覚えてもらいたいと考えていますので…大変ですが、二三の型を同時に修得してもらう事にしました。

 ですが、流石ですね。
手順だけなら、ものの何回かやっただけで覚えてくれました。普通なら、もっとかかるかと思ったのですが、本当の動きの基本をマスターしている者は、何をやっても早い証ですね。これからは、それらを各自納得のいくまで(最低各千回)やり込んで頂くだけです。
 ということで、私は私で急ピッチで型の整理を行っている次第です。そして、それを組手で活かす…です。

再考…型や基本をやり込むとは、一次に自身の動きを見直す矯正すること、知らずに実戦(組手)でついた癖を削り取る作業とも考えている。実際、私は型をやり込んでいるときの方が、相手に合わせた滑らかな攻防が、出来る事の方が多い。

 又、型(移動も含む)を正しくやる意識は、何より技と心の精密さを促すと考えている。
出来る事なら「自然に動いて」相手を制する事を希求しております。それらを実践(つまり組手で実証すること)しなくては、指導している者として説得力に欠けると考えている。
いくら型の大事さを説いても、その証がなくては人はついてこない。それこそ表だけの型しか伝わらなくなる恐れがあるし、私が最も嫌うことである。
 型を自然に行うように、型の「動き」の質を組手に転化し使いこなす事、それを思慮しながらの現在の稽古です。

御陰で人様よりは、いくらか自然に動けるようになってはきたが、ここから先、考えずにより自然に動けるようにしていかなくてはならない…。

そのため…ふだんから歩く姿と脚の運び方に注意をしています。上体を捻らず上下動の少ない、強いていえば、鳩尾から出て行く…そして大切な事は、強く蹴らずに歩いていく事。
 それが出来るようになってからは、自然に速く動ける意識が、造れるようになり、技に威力を乗せ易くなったと感じている。今は、それを磨く稽古を重ねている次第…。

ちなみに身体の中で最も低下(落ち易い)しやすい筋肉は、背中、臀部の上、大腿部裏側、そして腹の中にあるインナーマッスル群…つまり歩く筋力と姿勢を維持する筋力だそうです。そして、それらは私達武道でも大切な筋力群。
 心してふだんの生活をしなくてはなりませぬ。
by katsumi-okuda | 2008-01-30 02:09 | 稽古日誌