2008年 01月 30日
自然に動く…体重移動・荷重
今日も、冷たい雨とともに寒かったです。
道場の床は、何故に冷たいのでしょう。床暖房でもいれたいくらい…全体が温まった頃は、いつも稽古も終わり頃ですね。しかし、それも稽古ですね。暫し自然と向き合いながらの稽古が、続きますので皆さんも無理をせず稽古に励んで下さい。 今日も、師範代とケント指導員とともに新しい型をやりました。この前新しい型をやったばかりとの意見、確かにそうですが、私が忘れないうちに(冗談ですが)上級者二人には覚えてもらいたいと考えていますので…大変ですが、二三の型を同時に修得してもらう事にしました。 ですが、流石ですね。 手順だけなら、ものの何回かやっただけで覚えてくれました。普通なら、もっとかかるかと思ったのですが、本当の動きの基本をマスターしている者は、何をやっても早い証ですね。これからは、それらを各自納得のいくまで(最低各千回)やり込んで頂くだけです。 ということで、私は私で急ピッチで型の整理を行っている次第です。そして、それを組手で活かす…です。 再考…型や基本をやり込むとは、一次に自身の動きを見直す矯正すること、知らずに実戦(組手)でついた癖を削り取る作業とも考えている。実際、私は型をやり込んでいるときの方が、相手に合わせた滑らかな攻防が、出来る事の方が多い。 又、型(移動も含む)を正しくやる意識は、何より技と心の精密さを促すと考えている。 出来る事なら「自然に動いて」相手を制する事を希求しております。それらを実践(つまり組手で実証すること)しなくては、指導している者として説得力に欠けると考えている。 いくら型の大事さを説いても、その証がなくては人はついてこない。それこそ表だけの型しか伝わらなくなる恐れがあるし、私が最も嫌うことである。 型を自然に行うように、型の「動き」の質を組手に転化し使いこなす事、それを思慮しながらの現在の稽古です。 御陰で人様よりは、いくらか自然に動けるようになってはきたが、ここから先、考えずにより自然に動けるようにしていかなくてはならない…。 そのため…ふだんから歩く姿と脚の運び方に注意をしています。上体を捻らず上下動の少ない、強いていえば、鳩尾から出て行く…そして大切な事は、強く蹴らずに歩いていく事。 それが出来るようになってからは、自然に速く動ける意識が、造れるようになり、技に威力を乗せ易くなったと感じている。今は、それを磨く稽古を重ねている次第…。 ちなみに身体の中で最も低下(落ち易い)しやすい筋肉は、背中、臀部の上、大腿部裏側、そして腹の中にあるインナーマッスル群…つまり歩く筋力と姿勢を維持する筋力だそうです。そして、それらは私達武道でも大切な筋力群。 心してふだんの生活をしなくてはなりませぬ。
by katsumi-okuda
| 2008-01-30 02:09
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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