2007年 12月 26日
道場稽古納め一つ目
クリスマスです。
しかし、稽古です。今年も、あまり休みも無く(元から私塾関連はこの時期、休みはありません…受験シーズンですから)御陰で一定のリズムで、よい体調管理の稽古が出来そうです。 本日、参加された方々、少数精鋭、上級者の皆さんでしたので、しっかりと鍛錬と「息上げ」を敢行してもらいました。私はと言うと…以前体調不安定のため、あまり動けませんでしたが、取りあえず調整ということで…。 とは言うモノの最後の「手技スパー」では、そこそこ力を入れて取り組めましたので幸いでした。しかし、貰うと痛いので、適時受け流していきましたが、段々みなさんの突きも受け泥むようになってきています。みなさんも、しっかりと「進化」されています。頼もしい限りです。 年齢と共に体力全般、緩やかな下降を辿るのは自然の摂理。 あとは、稽古・鍛錬によっていかにその下降を緩やかにしていけるか、それが私達年長者の「稽古の要」です。心して取り組まなくてはいけません。しかし、だからと言って無理は禁物。怪我を抱えて無理な稽古は無理な筋骨を生むだけ。 正しい姿勢から正しい筋骨を養い、真の力を出せるよう心致しましょう。力任せではなく、それぞれの理想の姿勢を目指し、そこから生まれる真の力とは…それは、目指すだけの価値あるモノ。 稽古に休みは、ありません。 しかし、身体を動かすだけが稽古ではありません。 呼吸・姿勢そして生活全般、全てが稽古です。考える事、さまざまなことに思いを果て感じ入る感性も又、大切な稽古と知って下さい。平生で穏やかな感性を維持・統合することこそ、冷静且つ熱情を理によって制御出来るカラテを行える事実を熟知しなくてはなりません。 人は、簡単な事で心を乱します。 当然な心の有り様をありのままに受け止め、それを正しく導く術を私達は、稽古によって錬磨していると言えるでしょう。 折角です。そのことを今一度心して、これからの稽古に活かしましょう。 …年の瀬です。みなさん、お忙しいでしょうが日々の中での「稽古」をお忘れなく…。
by katsumi-okuda
| 2007-12-26 01:20
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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