2007年 12月 06日
型の使い方
久しぶりに痛い思いをしてしまいました…。
昨日の組手稽古の際、ケントと対した時左下段蹴りを出したおり、まんまと膝でブロックされてしまい「バチン」という派手な音がしました。私は…左足甲の骨を強か痛めてしまいました。その場は、そのまま続行出来たのですが…今日になって痛みは少しひいたものの腫れてしまい、靴が履きづらい…いやぁ〜久しぶりに組手らしい怪我です(^^) さて「型を組手で使う」具体的な方法の一つを書きます。 型(この場合、移動も含めます)には、受けから攻撃のパターンが、あります。簡単な基本動作の一つとして「左腕での受け(上、下段等)を行い、逆の手もしくはどちらかの足による攻撃…正しくは、前屈立ちで行うモノが多いのですが、それは腰の安定を身体に覚えさせる為のモノと、まず理解します(実際は護身として、その立ち方を使いますが…)その一連の動作を身体に反応・反射の域にまで覚え込ます事、そして、それを組手稽古の場で実際に試行錯誤して幾度となく刷り込んでいく事。 組手での出入りの早さや左右の動きの軽やかさを型の転身で身につけていくよう心がける事。 そのための腰の安定は、言うまでもないのですが(腰は、たえずどんなときでも、幾分落としておくこと)これが、いざ実戦となると難しい操作の一つとなりますので、稽古の量が大事となります。 そして、型で行われる姿勢の正しさと目付(相手の全体を観る)けは、そのまま組手で使われる。呼吸法もしかり。 よく考えてみると型を行っている身体は、そのまま組手でも使える事を思い知らされる。その競技に即した稽古をしているのですから当然と言えば当然。それを理解して動くか、そうでないかで、道のりは、違って見えるモノと思います。 兎も角、私は、特に「移動」の所作を大切にしています。 使えるモノが、多いといつも一人思案し、ほくそ笑んだりしています。体軸の構築と集合…かなり感応的な事なのですが、自分なりに納得いくときは、組手でも良い結果が、観られるモノです。 移動において、考えずに身体が覚え、反復している代物は、組手でも同様に「動き」ます…考えて組手はしません。膨大な基本稽古の果てに、その全てを考えず、ただ目の前の相手の動きに反応するのみ…私は、いつもそう考えています。 型を活かすも殺すも、要は自分次第なのです。 活かそうと思って「型稽古」に臨む…毎回、慣れて怠惰になりそうな自身を戒め(老体に鞭打ち)、全身細心の注意と集中力を保って稽古に臨みます。そうしなくては…勿体ないですからね。 折角、稽古しているのですから…。
by katsumi-okuda
| 2007-12-06 00:46
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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