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武道カラテ稽古日記

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処暑…武道のあり方2

 本当に…暑いです。
暦の上では秋を待つ「処暑」となりますが、本当に暑いですね。
暑いと言うのも飽きましたし、何か癪にさわりますので暑くないフリをしていますが…流れ落ちる汗を見て…虚しさを感じてしまいます。
でも、後少しの辛抱ですので、皆さん、お体に注意しお過ごし下さい。

 さて、ここのところは、「調整期間」と考えていますので、稽古・鍛錬も、自分の中では「ぼちぼち」というところ…。
 特に体力に厳しい夏場は「腹・腰・下肢」を中心に錬ることにしています。ふだんより明らかに体力・スタミナが落ちています。
(…気のせいか黒くなったら疲れ易い!?…気のせい々)

これからの団体の方向性も含め、「武道のあり方」を考えております。武道とは、人の数だけ解釈はあるものです。
 競技で強くあることをそれに求めること、武術としての真の強さを求道すること、そして武道を通じていろいろな効用を世に問うていくこと…私は、そのいずれもが、私達のカラテにあって良いものだと思っています。太極拳が、その一面を体操に特化した時、それは世界的な広がりを見せたように、そして、その反面、少数ではあるにせよ武術としての形を継承している今の姿を見るにつけ、新たな姿を見いだす思いでもおります。

 厳しい道場稽古の果てに掴むモノは、少なくありません。
しかし、それに至る者は、やはり、全体としては少数と言わねばなりません。道半ばで退く人たちを見て、私達伝える者として何とも歯がゆい思いをその度事にしなくてはなりません。

「楽」にとは、言いませんが、もっと道なだらかにして進める武道もあるべきだと考えています。
子供達のためのカラテが、あるように、いろいろな人たちに沿うカラテがあっても、良いと思っています。
要は、その伝え方、やり方であり、そして、それを行う人たちの意識の持ち方、持たせ方だと思っています。

 そのためにも、型(基本を含む)の使い方とその効用を形に残していかなくてはなりますまい…。
 型をやることによって日本人特有の出色の動きを手に入れる。
真の威力をいつでも発動出来る…そんな真のカラテを目指しましょう。私は、私だけが出来るのではなく、私に続く全ての人が同じく出来る「術の伝承」を目指します。

 難しいことを言う場合も、多々ありますが、ついてきて下さい。
みなさん、一人々に「合わせた」カラテを共に創造ていきたいと願っていますので…。

 ということで、まだまだ暑いですが、日常での稽古を心がけて下さい。暑いからと言ってだらだらと動かず、出来るだけ姿勢正しく動いてみましょう。それだけでも、今の時期は大きな稽古になるものです。お試し下さい(^^)
by katsumi-okuda | 2007-08-23 00:45 | 稽古日誌