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武道カラテ稽古日記

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再考…今一度「私にとって武道とは」

 今日から道場稽古、後半の開始です。
久しぶりに会う人みんなにやはり言われてしまいます。
「本当に黒いですねぇ」「今年見た人の中で師範が一番黒いです!!」…言い訳ですが、今年の酷暑がイケナイのです。

それとよく言われることなのですが「よくシミにならないですねぇ」
「肌が、きれいです」等…特に女性に言われます。
年ですから年相応に近づいて見ればシミの一つや二つ(どころではないのですが、あまりに黒くて今は目立たないだけ)あるのですが…こればっかりは、生まれつきとしか言いようがない…気がします。顔の皺も少ないとよく言われますが、そう言えば私の父もそうのようですから「遺伝」でしょうか…

 夏場の水場での「動き」が、深層筋を鍛えてくれたようです。
そのかわり、表層筋が若干落ちているようです。
その狭間をこれからの稽古で埋めていくようにしていかなければなりますまい。久しぶりに動いてみると…かなりバランスの微動に意識させられてしまい内心微笑してしまいました。

帰り道…車を走らせながら、いつも何気なく考えを巡らせています。さて、これからの自分のカラテは…そして自身の「武道のあり方」とは…。あまり難しく考えていると流石に「危ない」のですが…

詳しくは次項に譲りますが、ともかく今やっている稽古(基本、型を含む)を通して競技として武術として成立すること。
 形だけの型や基本に終わらず、それを実際の場面で誰もが使いこなせる「術の伝承性」をシステマ化すること。
 カラテを通して自身の「平生心の道」を造り上げていくことを終生の目標とする…最も難解で険しい道と実感もしているのですが、年とともにそれを通じ「心力」で勝てるカラテを創造してみたいと夢想しております。

 言葉遊びで終わらぬ真の修行者として今日もそして明日も、朦朧とし手折れそうになる手前の身体から本当に自然に動ける自身を見定め、そして常に「それ」を発動させることが出来る「自身」を造り上げ、年とともに「昇華」させること…難しくも厳格なるもの…
それが、私にとっての「日常」であり、それなくして私のカラテはなし得ない…。
by katsumi-okuda | 2007-08-21 01:49 | 稽古日誌