2007年 06月 19日
負けられません…続ける意味
中学から私の道場生で後に選手としての活躍の場を求めてM派に所属したS君…その後地道な稽古とその意志の強固さ、あまり恵まれた体躯(身長165前後、体重75㎏)とは言えない身体ながら全日本準優勝、そして今回は世界大会の選抜を兼ねた全日本ウェイト制大会に見事優勝…元の弟子ながら大したモノだと思うばかり…。
足掛け15年以上かけ三十路を越してからの快挙…まさに「継続は力なり」を体現した彼…その戦い方は「下がらず、真正面から打ち合う」その体躯からさまざまな批判を受けながらも、頑にそのスタイルを貫き通し、彼一流の世界を築き上げ、雑音を黙らせた。 確かに今後、体躯で自身より明らかに不利な外人との戦いでは圧倒的に劣勢は、本人も承知していると思う。しかし、やるならとことん自身の戦い方のスタイルを貫いてもらいたい。 そうすることで今後の彼の「カラテ」が自身でも掴める筈だから… 彼は決して器用なほうでも才能がずば抜けてあるほうでもなかった。どちらかというとあまり目立たない存在でもあった。 しかし、いつの間にか道場でも一二を争うほどの試合巧者になっていった。その彼の才能とは、やはり「続けられる力」であった。 私と同輩の皆さんも、キツい稽古ではありますが、続けていく事で得られる「力」をいつも実感されていることと思います。 続けていくことで得られる「自信」は、何ものにも代え難いものです。稽古される全員、老いも若きもそれは変わりません。 私は、「負けられません」ね…。 道場生のみなさん(元道場生のみんなも、さまざまな分野で)が、日々頑張っているのですから、人の上に立つ者として、奮起しなくては…何もせず語るばかりでは実戦の名が廃りましょう…。 続けてればこそ、必ず「力」はついてくるものです。 改めて、そう思っています。
by katsumi-okuda
| 2007-06-19 01:27
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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