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武道カラテ稽古日記

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春の「特別稽古」

 連休中、幸いの晴天、春の「特別稽古」をやりました。
本日は、水戸道場とスポーツクラブの会員さんの皆さんにも参加して頂きました。祝日、道も渋滞している中お集り頂き本当に有り難うございました。

 あれもこれもと考え過ぎ、全てがダイジェストになってしまいました。申し訳なくも思っていますが、カラテの一端でも知って頂けたならと思いました。

特に今回は、ふだんの基本となる型の中に含まれる「護身」の意味合いを知ってもらい、一つの「型の分解・応用」を実感して頂きました。(2部での稽古では、新しい型の修得に取りかかりましたので、1部に来られた方や今回参加出来なかったみなさんには次回よりやっていきたいと思っていますので悪しからず…です)

型とは、その使い方によって意味合いが、いくつもあるものだと考えられます。先人は、自身の得意技を一つの「流れ」にして型としたのだと思います。しかし、その意味(護身・武術的)合を口伝として残した事により、その捉え方はさまざまに変遷したものだと推測されます。それは、体育的にまたは暗喩的に意図して隠された意味を多く含み、教えるもの、それを教えられる者たちの立場に応じて、それは一見すると矛盾を多く含んだ「使えない型」になってしまった。幸か不幸か現代私達は、その一端を知ることが出来るようになりました。

 私達は、カラテのその多くの意味合いの一端を知り、そして「鍛錬」することによって自身の生活にまで活かせるようにしなくてはならないと思っています。
単に競技に偏る事無く、然りとて実戦から遠ざかる事無く、型を始めとした真の「武道」を修められるよう心しなくてはなりません。

何より「新しい」ことを行うことは、新鮮であり身体にも脳にもよいそうです。新たな考え方や動きを今後も機会あるごとに学びたいと思っています。特に上級者のみなさんは、今に満足する事無く、それぞれの「高見」を目指さねばなりませんね。
かく言う私も、そうですが…改めて「型」は難しいです。
しかし、やっただけの「驚き」と「嬉しさ」もありますね。
by katsumi-okuda | 2007-05-04 23:09 | 稽古日誌