2007年 03月 16日
身体を柔らかく…
稽古は、毎日あります。
指導する時間、そして自身の稽古の時間…基本的に「完全休養日」というのは、ありません。体調の管理・調整はしているつもりですが、当たり前ですが、これでも「人の子」です。調子を崩すこともあります。どんなに頑張っても体中が、ガチガチになって動かなくなることが、あります。(若いとそんなことも、ないんでしょうが…) 風呂に入ったり、睡眠を多めにしたり、「鍼・灸」を打ってみたり…。 いろいろやっていますが、あまり劇的な効果はみられません。 結局、たどり着いた答えは、稽古の中にあり…ということでした。 固めた身体を稽古中、いかに「力を抜いて」いくか…です。 基本にしろ移動にしろ、無論、型、組手にしても同じです。 力を抜いていてこその「瞬発力」であり、力が身体に漲ってこその「脱力」だと思います。 そのために、いかに「骨格」を身体が理解しているかが大切となってきます。筋肉は「骨」に須らく繋がっています。ならばその「骨」を意識しなくては「筋肉=力」は生まれない。 特に背中(肩甲骨周り)そして全面(鎖骨、肋骨)の使い方を意識しております。下半身は骨盤と大腿骨のつなぎ目に注目しています。 そして、確かに動くには…具合は良いのですが、あとのケアを怠ると次の日の朝、結構な違和感が残ってしまうことも事実ですからそこのところはまだまだだと自戒しています(><) よく武道では、「技の緩急・強弱」という言葉を使います。 単に動きの速い遅いだけを言うのではなく、動作と動作のつなぎ目をどのように対処するか…そのために質量の稽古は言う間でもありません。稽古量に培われた「地力」と高い意識がなくては、それを知ることは、間々なりません。 そして、そのためにこそ実は…「力を抜く」「柔らかく且つ力強く」動くと言う、相反する矛盾した動きを求めなくてはならないのです。 丁度、組手の最中、ガチガチに固めてばかりでは技が出ないのと同様のことに思い当たる…何事も同じと思い定めます。
by katsumi-okuda
| 2007-03-16 01:49
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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