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武道カラテ稽古日記

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鍛錬…まだまだ

 寒さが、本格的になってきました。
でも、今年は例年より暖冬になるようなことを聞きますが、私たちの稽古はあまり関係ないかも…とも思うのですが、冷たい空気を切り裂いての稽古は辛くないと言えば嘘になりますが、これも鍛錬です、道場生のみなさんも年の瀬何かとお忙しいでしょうが、頑張って今年を振り返る稽古をして下さい。私もより以上努めさせて頂きます。

 しかし、寒さが募るにつれ「痛み」が強く感じられます。
そんなとき、つくづく「まだまだだなぁ…」と実感してしまいます。
人からは「やり過ぎです」家人からは「普通の生活する体力まで削って鍛えてどうしようと言うのですか!?」と言われてしまいます。
(確かに普通に考えればそうなのですが…)

いろいろな文献を見聞するにつれ先人の方々の日々の鍛錬とは、そういうものだと強く思ってしまいます。
 鍛錬とは、思いつきや何かの行事だけでやるものではなく、本来毎日一定量の物事をこなすことを指し、それは何も武道に限らず全ての生業に共通するモノだと思っております。

 今年はそれでも、少しはそれに近づけたかとも思っているのですが、自身の身体の弱さに時として鬱々としてしまいます。
毎日変わる事無く続けられる為にも頑強な意志と身体を造り上げたい…切に願っています。
 怪我は稽古・鍛錬にて治す。
これが私の信条です。(良いか悪いかは二の次ですが)
そんなことを思いながら、こんな私でも日々鍛錬を続けていくと、まま不思議な感覚に陥る事もあります。
大抵、鍛錬にさく時間は「独り稽古」なのですが、幾千・万そして数時間同じ事を繰り返していると(主に私の鍛錬は、同じ事を延々と繰り返すことが多い)…「時間が飛ぶ」感覚に捕われます。
ふと気がつくと随分な時が経過している。別に意識が不明瞭だったわけでもなく…どちらかと言うとはっきりしているのに…。
 また、自分の身体の感覚がいつもと違い「軽く」感じたり「重み」を感じたり、時としてその場の空気の層や風(屋外)の動きを感じたりもします。

 それが、鍛錬によるものなのかはわかりません。
但し、やらなければ得られないことであることも事実。
年だからとか、アチコチ怪我・故障しているから…などという言い訳は通用しないと思っています。古い考え方なのかもしれませんが、少なくとも私は、この身が「動かなく」なるまで、この「鍛錬」を継続していくつもりでいます。
 そして、またそれによって、少しでも「近づけ」るよう来期も精進しようと思っています。
(…本当に年末、この身でも忙しいです。みなさんも、身体調子を整えながら頑張って下さい…私も人ごとではないのですが)
by katsumi-okuda | 2006-12-20 11:34 | 稽古日誌