2006年 10月 28日
考える、そして考えない
日ハムが優勝しましたねぇ…あまり野球には感心がないのですが、自分も幼少の頃、北海道に住んでいたせいで何か嬉しいです。
観ていて思いましたが、何でもそうでしょうが「楽しんで」事を行うことの「強さ」を感じてしまいました。 私たちの稽古でも、辛い厳しいことを「楽しみ」に変えて稽古することを心がけております。そう心がけるだけでも、その質は上がります。毎度のことですから、難しいことでもあるのですが、力だけに頼らない真の武術を考える時、そのことは極めて重要になってきます。 ただし、陥りやすい「迷宮」があります。 全ての競技において「心・意識」は大切です。しかし、それを考えすぎてしまう時…あまりにも神秘・感覚主義に陥ること。 つまり、理に走り過ぎ「頭でっかち」になってしまうことの危険性があります。特に一代を成した人たち(有名選手もこの例に…)にその傾向は、強く出るものと思われます。 私たちにしても、同等の注意が必要です。 特に武術を考えた場合、眼に見えない身体操作そして意識を理詰めで考えすぎてしまう…その時、実利が見えなくなる。 現実の「打突」を忘れてしまい言葉遊びで終わってしまう悲哀を当の本人は気がつかなくなってしまう。 厳に心しなくてはならないことです。 …しかし、考える稽古をしなくてはなりません。 そして、考えない自然の動きを自らのものにしなくてはなりません。難しいですが、それこそ考えすぎずに稽古・鍛錬…です。
by katsumi-okuda
| 2006-10-28 00:42
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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