2005年 12月 08日
久しぶりに思う事…
今回は、少し武道とは離れたお話ですが…。
今巷では「日本語流行」のようです。母国語に若い人たちが感心を持つ事は、大変良い事だと思いますが、一つ考えてもらいたい事があります。 この前、たまたまFMを聴いていたとき昭和50年代の人たちの手紙のやりとりを話題にしておりました。 市井の一般の人たち(高齢の方々でしたが)のそれでしたが、その言葉遣いの「美しさ・心地よさ」に正直驚きました。時節の挨拶、その折々の考えや相手を思いやる言葉の数々、そして文の流れの正しさ…。 今の私たちには真似の出来ない何かがそこには横たわっておりました。 そこには、当時の社会環境も少なからず影響していたのでしょうが、その多くは幼い時からの「躾け・作法」があるように思われてなりませんでした。 他人を思いやる心は、当然、学歴でつくものではなく 親から子へ伝えるべくして育まれた当たり前の姿勢でした。悪い意味ではなく「人の目を気にする」「人様に不快な感じや無礼をはたらかない」 そんな当たり前の事を当時は、幼い時から徹底して教え込まれていたのです。 そしてそこから「美しい言葉遣い」が生まれたのではないかと思いいたりました。 私たち年長者まして武道を志す者として当然心しなければならいことの一つなのではと改めて思う次第でした。
by katsumi-okuda
| 2005-12-08 14:55
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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