2019年 08月 18日
学ぶこと…
学ぶこと…
夏の休み…少し時間が空く為、ふだん読みきれない資料、本の類に埋もれながら「学ぶ」 いや「学びなおす」ことに時間を費やせた。 元々、私の専門は社会(特に歴史)なのだが、今の時代家に居ながら、様々な一級資料を目にすること、そして、色々な見解を知ることが出来、考えさせられることが多々ある。 例えば、知られた話ですが 「江戸時代、識字率は95%以上あった」 と字面では知っていましたが、よく考えてみると当時、今と違って当然定められた「活字」は、ありません。出回っている浮世草子(雑誌の類)でさえ、よくて「行書」「草書」なのです。 それを殆どの人達が、読み書き出来た時代… 今の私達より、多分何倍も頭が良かったのではないかと単純に思います。 加えて江戸時代中期ごろ、街角や農村地区の謂わば告知板(地域のお知らせ板)にクイズ形式で「数学の問題」が、あちこちに出回り、それが流行っていたと… 数学が苦手な私からすれば…とんでもないことですよね^_^ また天才数学者として有名な関孝和はじめ公儀御役目つまり文官でも、ある程度の武芸の嗜みが、出来ていないと務まらなかった。 まさに「文武両道」そのもの。 この当時の「地理」「歴史」とは、さてどんなだったのか… まず地理は、幼いうち近所の通りや街村の名前の由来を学ぶ。そしてまたその先、市町村、群単位で学び、広く国土そして世界を学ぶこと。 そこには、何故その名前の由来があるのか、何故その国が成り立ったのか、謂わば地政学としての大きな役割を担っていた。 また歴史は、事実をまず学び、そこから考える講義討論がなされた。 歴史にifはないが、ifで学ぶことは、しなければならない。 何故このようなことになったか?では、当事者になったとしたら、何をすべきなのか… 歴史は、本来暗記するものではなく、思考する手立てであり、歴史から反省なり実感なりを得て大事な思考力を鍛えるものなのです。 少しづつ変革は、していますが、少なくとも何故勉強しなければならないか? 何故この教科なのか? 正しく伝えられるよう先ずは、私たちが、学ばなければなりません。
by katsumi-okuda
| 2019-08-18 14:52
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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