2015年 12月 01日
全日本ジュニアチャンピオンシップ…名古屋にて
29日、日曜、名古屋にて「全日本ジュニアチャンピオンシップ」が開催された。
当日、朝一で名古屋入りし午前中から夕方まで各階級の熱戦が繰り広げられた。 私も審判として勤めさせて頂いたが、毎度この大会には、驚かされる事ばかり。 各コートで一回戦が、行われたがどの選手達も皆、各大会の上位入賞者ばかり、つまり、一回戦から各大会の決勝戦の様相。 殆ど優劣のつきにくい好勝負が、繰り広げられる。その中で勝ちをものにしていくことの難しさたるや…。 私たち審判も、いつも以上に真剣な判定を心がけていたことは、言うまでもない。 ただ、実力が拮抗しているだけに「接近戦」や「縺れ合い」も多く見受けられた。 この大会、上位同士ということもあり「ヘッドギア」の装着は任意。その殆どが、つけていない。 ために「頭が当たる」「バッティング」が…。 また、相手を押し込もうとして突きが、首元に当たることが、多くなる。 そのこと自体、仕方ないことなのだが、それら「反則」を殊更「アピール」するしぐさや表情をする選手が、見受けられた。 勝ちたい意識が、強くなり過ぎるとどうしても、技量以外のことでも、気を回してしまう者が、いたのは、あまりいただけない。 折角、これだけの技量を持っているのだから、もう少し戦い方なり勝ち方なりを工夫することが、大事ではないかと感じてしまったのも事実。 それでも、その技量の高さと意識の高さは並ではない。どうすれば、あそこまで出来るようになるものなのかと考えてしまう。 ただ単に本人達の持って生まれた資質なのか、それとも多くの経験が生むものなのか… どちらにしても、一度このような大会を子供達みんなに見てもらいたい。 いや、出来ることなら選手としてこの大舞台の上で活躍してもらいたいと切に思った。 やるからには「高見」を目指し、たとえ困難な頂きであろうが、目指してもらいたい。 そのことが、必ず本人達の貴重な経験となり、その人となりを作り上げる。 一口には言えないが、体力も技量も同じなら、あとは「意識」「気力」そして、日々の辛い稽古と日常を積み重ねてきた「情念」の高さなのかもしれない。 どちらにしても、毎回考えさせられる大会であることに違いはない。 このような大きな大会を運営された長谷川道場の皆様には本当にご苦労様でしたと申し上げます。また、このような機会を与えて頂いたこと本当にありがとうございました。 次の日、昇段審査会が、あったのですが… 私も同席したかったのですが、私用にてどうしても出席することが、叶わず、この場を持ってお詫び申し上げます。
by katsumi-okuda
| 2015-12-01 16:52
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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