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武道カラテ稽古日記

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夏のひと時…

  夏休み…一応、道場等は「お休み」です。
ですが、何かと動き回るクセは、抜けません。

そんな中、今年は亡父の一周忌ということもあり墓参の準備を整えたりしています。
そして、今日「終戦記念日」、思い立って娘と神田まで足を伸ばしました。
彼女の「趣味」の付き合いで「書店巡り」です。

 行く道は、流石に御盆です。
いつになく空いてました。

いつもより早く着きましたが、何やら街全体が物々しい様相を呈していました。
所々にフル装備の機動隊員が、配置され道が、あちこち封鎖されています。
何かあるのかなと思いましたが…

終戦記念日…
それに赴く人たちとそれに反する人たちがいるのは、しかたがないこと。
だが、夥しい無垢の命が奪われたことに変わりのない在りし日のこと…
静かにその御霊に頭を垂れることが、出来ないものなのか…

 二階の書店の窓から見下ろせる大通りは、夏の日差しを浴び、行き交う人たちの夏のひと時を癒しているかのように瞬いていて見える…

そこに不釣り合いな街宣車のモノクロさとそれを取り囲む警察の人たちの硬質さ…
何故か下手な芝居の予定調和を見せられているような白々しさを感じてしまう。

本当に国のことを憂いているというのなら
こんな日こそ「静かなその日」をむかえてもらいたいものだ。

…窓から振り返り、冷房の効いて静かにクラッシックが、流れる狭い書店の中で、まだ娘は古書の波間を漂っている。そろそろ助け出してやらないといけないか…。

しかし、古書に一喜一憂している娘を横目に見て思います。
いいんだか悪いんだか…
何となく複雑なんです。

さて、明日は「送り火」です。
静かに色々と思いめぐらせればと思っております。

ここを過ぎ、下半期と来年に向けて確かな足取りの為に…
夏のひと時…_a0026020_162185.jpg

by katsumi-okuda | 2014-08-16 01:06 | 稽古日誌