2014年 06月 22日
恒例…練成会と型模擬試合
22日、午後からやっと雨が止み始めた日曜日、年二回恒例の「練成会」
今回は、いずれ実施予定の「型試合」のための「模擬試合」も行いました。 いつも通りの「稽古」風景。 しかし、いつもより下の帯の子供たちや慣れない子供たち中心となったため「楽しい」そして「厳しい」稽古をやってみました。 そして、後半、「型試合」を行う。 判定基準を前もってご覧になって頂いているご父兄の皆さんに簡単にご説明させて頂く。 いずれ書面にて明文化していきたいと思っていますので…。 「先ず判定は「技術点」そして「演技構成点」の順で行います」 「技術点だけで判定されることもあります」 「また申告の型を途中で間違えた場合、止まってしまい中段してしまった場合は大きく減点です」 みんなが見守る静寂の中での「試合」でした。 さすがにみんな緊張していたようですね。 ふだんやらないような間違いをした人たちもいましたが、良い経験でした。 そして、何より皆一生懸命だったのは大変良かった!! また、判定していく過程で問題点も、それなりに出てくれたのもよかったと思っています。 そうでなくては、このような機会を設ける意味がありません。 技術点も大差なく演技構成点も大差ない場合が、必ず出てくるものです。 特に上手な演者同士が、対戦した場合です。 どちらに旗が揚がっても、不思議ではない。 そんな場合、では何を基準に判定していくのか。 その場合、やはり「実戦に沿っているか否か」ではないかと思っている。 そして、それを技術、演武として成り立っているかを見立てること… それも瞬時に見守らなければならない。 そのためには判定者の熟練度を上げていかなければならない。 そして、その判定者は無論全ての型に通じ、加えて有り体に言えば一定の「美意識」がなければならないと思っている。 今回、判定者の一人として女性指導員のNさんに参加してもらった。 道場で一二の出席率とその外見とは裏腹に真摯な稽古姿勢は、誰もが認めるところ。 そして、何より「美意識」では人後に落ちない眼力をもっている。 やはり、初めての審判にも関わらず正しい判定と意見をしっかりと持っておられた。 これからを期待したいお一人です。 加えて水戸のS場さん。 こちらは他流派歴も長く、その経験値も大きく安定感のある審判。 そして、選手筆頭のK指導員。 組手だけではなく、道場一型を覚えるのが早い。 それだけに留まらず一定の見識をしっかりと捉えているのは頼もしい限り。 少なくとも、年末までには一定基準の「型審判員」を明文化と共に育成していくことに致します。 そうすることでしっかりとした「試合」も育てることが可能だと確信しています。 ともかく、まずは皆さんお疲れ様でした。
by katsumi-okuda
| 2014-06-22 23:39
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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