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武道カラテ稽古日記

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そんなときは

 いよいよ梅雨明け!!
真性の「夏」となりました。
今日は、どこもかしこも猛暑だったようで皆様いかがでしたでしょうか。

 私は…夏は嫌いではありません。
暑いのも蒸し暑いのも、夏の道場稽古に比べれば耐えられます。
しかし、四六時中汗だらけになってしまうのは、頂けない。
若い頃、こんなに汗かいていただろうか。
それとも、近年が暑すぎるのか…。

 ともかく、平熱が低い私にとって身体的には、有り難いらしい。
しかし、ともすると「夏バテ」になってしまうこともありますので要注意です。

 ふだんから「粗食小食」になっていますので、特に体力的に消耗の激しい夏は…。
それでも、動けるのはいいのですが、極端に体重が落ちるのは留めたいところではあります。
適正なタンパク質・ミネラル摂取と水分補給は、心がけたいと思っています。

 ただ選手の皆さんや体重の増加を目指している人たちは、そうも言ってられないでしょうね。
私も、そんな時は無理矢理でも食べていた記憶があります。
あとは、出来る限り適切な休息(睡眠)をとらなければならないでしょう。
…ですが、私はどうやら、そのどれもが適切ではないような気もします。
しかし、それでも動けているのですから良しとしてますが、後にツケの廻ってこない事を祈るばかりです。

 さて、暑い季節ですが、こんな時こそ稽古を続けなければならないと実感しています。
夏場の稽古は、道場にいるだけで稽古でもあります。
ただ一定時間、運動による適正な汗をかくことは正しいと実感しています。
それだけでふだんの夏の生活を快適に過ごせる体力が、つきます。
各人の体力に合わせた稽古を心がけたいものだといつも思っています。

 よく言われることですが…
「生涯現役」「生涯実戦」…言うほど簡単ではないと思っています。
特に私たちのカラテは「体力」を旨としています。
例えば、久しぶりに顔を出した黒帯や年長者が、一度の参加だけで、やっぱり足が遠のいてしまう。
それは、私たちの稽古が、何もやっていない人等には「体力的にキツい」からに他なりません。
結果、後輩や下の者に組手で後れをとってしまうこととなる。

 確かに毎日、やり続けていればこその「現役」なのですが…
困った事に私たちのカラテの主たる趣は「組手」にあります。
ですから、組手で何らかの術を見いだせないままでいるなら本当の意味での「現役」は程遠いと私は感じている。そのため毎日の「稽古・鍛錬」は欠かせない
ものとなってしまった。

 しかし、それも、そろそろ変わりつつあるような気がしている。
確かに未だ鍛錬は、心がけてはいるが、その使い方が変わってきているようである。
「形で打つ」ということ。

相手の呼吸と間を読みさえすれば、それほど大きな力は必要ない。
正しい姿勢と形で「動き」「突き・蹴り」「往なす・防ぐ」ことが大事。
何にせよ「力任せ」では、先がない。


そのための稽古であると思っている。
型しかり、移動・基本…その中にそれらの要諦がある。
上級者、年長者が初心や若い人たちと同じ「基本」や「型」をやっていてはいけない。
同じ基本でも、それぞれに相違がなければ本当の稽古とは言えない。


稽古の最中の握り一つ疎かにする者に真の強さは、見えてこない。
ふだんから意識してこその「技」
なのです。
あちこちが、壊れ始めている齢だからこそ「形から入る」ことを忘れてはならないと思っている。

…右手小指は、そろそろだめそうです。
稽古の度に傷め、治る暇がない。
強く握れないでいるし、外れそうになっている。
だからこそ「上手く握る」ことを心がける。
(本当に壊れたら…手術が必要らしいが、そうなったらサイボーグ計画でも考えよう(^^)…結構本気)

そうなったらそうなったで、何をどうすべきか考え悩むも又「私の稽古」そして「修練」
本当に「生涯現役・実戦」を謳うなら…
それなりの「覚悟」が、私には必要。
考え方はいろいろです。
そこまでしなくとも、いいとも言えましょうし、別の術があっても良いとも思っています。
ただ、私には、これが矜持なのですから致し方ありません。
ただ何事にせよ「自身の信じた路」を突き進むだけです。

…さてさて、講習&合宿やら何やら…
仕事が…暑過ぎて捗らないのは、困るが、笑って頑張って参りましょう。
辛いとき、難解な時こそ「明るく」「笑って」やり過ごしましょう。
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by katsumi-okuda | 2012-07-18 02:08