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武道カラテ稽古日記

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続けることの意味と意義

 今日も、というか試合後次の日からケントは、少年部の指導、そして一般稽古に参加していた。
まるで何事もなかったかのように…。
確かに今回は、ある意味対戦相手と噛み合った試合をしたため身体へのダメージが少なかったせいもあるが、よい心がけそして習慣だと思う。

 因に行動が先か、心が先かとよく言われるが、まずは行動が先のほうが一般的に取っ付き易い。
これは行動療法の一つとも言われるが、人は何かを成すとき、少々辛いかもしれないが、続けることを一つの方法とすることがある。

 私たちの稽古そして鍛錬も、その意味では「行動療法」と言っていい。
辛かろうが何だろうが、まずはやってみる。そして、続けてみること。
そしてそれらは、必ず大きな成果を生むことを私たちは、知っている。
…ただ、その続けることの難しさも、知っている。
そして、続けることによって「らしさ」を自然身につけていくことも忘れてはならない。

 また、その逆に心がけから一気に変え、行動を高めていける者もいる。
どちらが優れているのではなく、その人となりによると思うが、こちらのほうが成果は出易い。
俗にいう「モチベーションが高い・維持出来る」者ということになる。

今の自分に満足すること無く、次を目指す。
そのこと自体、心が先だと言える。
しかし、それを維持し続けていくことが難しい。
日々、自身の心を奮い立たせ、意味を持たせること。
どんな物事にも、その難しい有り様は存在する。

日常の些末なことや仕事そして学業。
それらを淡々とそして意欲的に取り組む姿勢も、稽古に真摯に取り組む心構えも同等である。
一つの頭と一つの身体である。
ふだんのすべての心がけが、自身に降り掛かる。
ふだんの物事に適当な者には、繊細な組手そしてカラテは、成り難い。

ふだんどんなことでも、真摯に取り組む。
そして、稽古も必死に立ち振る舞う。
それらが、自身の大きな柱を作る。
つまり「絶大な自信」である。
誰にも、絶対否定しきれない自信に裏打ちされたものは、何事よりも「重く、そして強い」
私は、絶えずそう自問して止まない。

それは、例え年端も行かぬ子供達でさえ、いや子供達だからこそ…。
それらをどんなシーンでも、よく垣間みることがある。
すぐに成果の出ることならまだいい。
しかし、どんな物事でも、そう簡単に事は運ばない。
丹念に丹念に…出来る事から少しずつ続けていく事。
必ずその成果は、現れるという事を私たちは、伝えなければならない。
そして、実践してみせねばならない。

ただし、何度も繰り言を言うが…
「やるのは、続けるのは自分である。誰でもない。確かに助言はあるだろうし仲間もいるやも知れぬ。
しかし、続けるのは自分自身であることを忘れてはならない。苦しさも達成感も、何もかもすべて自身に振りかかるものである。甘んじてそれらを確かに受け止め、歩を進めることを忘れてはならない。」
「今日、出来たのなら明日も、続けられる。今日一つ積み上げる事が出来たなら、明日やれば、必ず二つ目に到達する。そうやって、ふと気がつくと確かな段階に自分がいることに気がつく。確かに進歩していることに…その時の達成感を皆に味わってもらいたい。」
by katsumi-okuda | 2011-07-27 01:39 | 稽古日誌