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武道カラテ稽古日記

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いつまで続くのでしょう…

 本当に今年の「夏」は、異常気象だったようです。
いつまで続くのでしょうか…まだ猛烈に暑く照り返しの厳しい屋外。
ただ時折吹いてくる風の匂いは、明らかに秋のそれになっているというのに…。

さて、こうして長く書かせて頂いていると明らかに毎年同じ時期に同じような事を書いていることに気づきます。それは、体調の崩れ、不調です。
多分に夏の疲れなのでしょうか、それとも、この時期に重なる選手稽古の「重さ」なのでしょうか。
少し考えながら動かないといけませんね。
というか、わかっていながら対処しきれない自分が、毎度のようにおります…。

しかし、こんな暑い中高校生のEVだけは、連日部活、ましてバイトまで…異様なスタミナを維持しています。テニスにマラソンに、そしてカラテです。よくやるよなぁ…
「本当に若いとは…」つくづく考えてしまいます。というか、羨ましくもありますね。

ちなみに社会人は、誰彼関係なくペースが、落ちています。
仕方ないですね、特に外仕事の皆さんは、一気に体力を奪われているようですから、ここしばらくは、体調と付き合わせた稽古を心がけて頂きたいと思っています。

完全休養をお医者さんにも、よく勧められますが、そうもいっていられない…。
まして、完全休養し「内側の筋肉」を保全している間に外側の筋力は、あっと言う間に落ちてしまう。
しかし、それで「得るモノ」があれば、それもまた可なのですが…
難しいところですね。

しかし、ナンダカんだ言いながら「動いて」しまうところが哀しい性です。
兎も角、この「身体」と「折り合い」をつけながら、突き進むことに致します。
そうする事で見える手立ても、あるものです。

相手に手も触れず倒してしまえるような(!?)術は、ありえません。
楽に相手を制する術など(世に言う護身術)、この世にはありません。
あるのは「実利」だけです。
もし、あるというなら、使えるというのなら使ってみると良い。
私たちの競技の場で…さも無くば、実戦の場で…。

相手とぶつかる衝撃と痛み、あっという間に途切れてしまう息と心。
そして、自分を倒そうと狙ってくる「相手」…。
その中でしか「モノは語れない」のです。
あるのは、ひたむきで愚直な日々の稽古と意識だけです。
それを途切れさせぬ為に私は、この身を引きずり稽古の場に立とうとしているのです。

道場での組手は組手であり、やはり実戦ではありえない。
相手は、皆、私の弟子であり仲間です。
その中でいかに上手くやれていようが、そこを勘違いしてはならないと自戒している。
弟子相手に上手くやれて当然。
要は、どんな場でも相手でも、やれるか否か。
その意識を途切れさせては、道場の稽古の意味は為さない。
その時の為に「一拳一足」を、ただ磨くだけである。
出来ない、動けないとき、ただ己の拳をただ強く握る。
それだけでも、稽古であると思っている。
漫然とした「握り」に意志は、ない。
意志ある「握り」を意味ある「立ち姿」をふだんに心がけていかなければ私たちのカラテの意味がない。
by katsumi-okuda | 2010-09-03 01:31 | 稽古日誌