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武道カラテ稽古日記

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年相応とは、いかばかりか

年相応とは、いかばかりか_a0026020_0161239.jpg珍しく晴天が、続いた連休でした。少しは身体を労ることが、出来たのか…自分では正直わかりません。かえって、いらぬところが何故か、強ばったりしますから、何とも微妙です。結局、ふだん通りの「ルーチン」でいかなくてはならないと、あらためて思ったりしています。

本日も、型稽古に終止してもらいました。
若い指導員や選手たちは、さすがに数回で「まとめて」みせてくれます。
ただ、それを自身の組手に活かす…となると、これまた「別次元」なのでしょう。
相手がいて、やりながらのことですから、その困惑ぶりが、見て取れます。

そういえば、今日の少年部に見学に来ていた親子にこんなことを言われました。
「先生、この道場もう何年ぐらいやっているんですか」
「今年で、丁度三十年になります」
「私の知り合いが、昔この道場に通っていたそうです。」
…親子二代、へたすりゃ三代に渉って道場に来てくれてる方々が、いらっしゃいます。
感慨深いというか、責任重大というか…。

本当に月日の流れは、早いモノです。
こうして、以前と変わらぬ顔ぶれで稽古していると、歳を感じないことが間々あります。
しかし、だからと言って「若ぶったり」するのは、どうかと思います。
歳をとることに何の違和感もありません。
しかし、歳と共に萎えていく自身には、少なからず怖れはあります。

年相応とは、よく聞く言葉です。
しかし、それは後ろ向きな言葉ではなく、たえず前向きな言葉として捉えていきたいと思っています。
年相応の強さとは何か、今の時代に沿う武道とその役割とは…。
どの地方の各道場にも、大勢のそして勢いのある「壮年組」の方々が、いらっしゃいます。
そして、その皆さんのための「新しい」モノを構築しなければと絶えず思っています。

あと五年、そして十年先、私たちを取り巻く環境や社会は、どう動いているのでしょう。
そして、そのとき私たちは、どうあるべきか…ご大層なことを述べるまでもなく、まずは自身の健康と周りの至福の為に今を大切に過ごさなくてはならないと思っています。

中年から老齢に差し掛かったとき、この強さ・上手さを誰もが享受出来る、そんな「武道」に私はしていきたいと切望しています。そのために今日、そして今の稽古があると思っています。
次世代の「極真カラテ」とは、武道である以上、そのことを決して忘れるべきではありませんし、それを希求しなければならないと実感しています。

ただ、私の目標はあと十年は、この体型(強さも含め)等維持、強化していくことでもあります。
少し不良でやんちゃで強い、そんな手こずる爺さんになってみましょう(^^)
そして、多分に色気も忘れたくはありませんね。
by katsumi-okuda | 2010-05-07 01:02 | 稽古日誌