2010年 04月 28日
ここから始まる…
どうにかこうにか…
なんだかんだ言いながら「復調」してまいりました。 まだ「鎮痛剤」を服用しながらですが「動け」ます。と言っても、さすがに本調子ではありませんので、かなり「慎重」に動いてます。 ですが、どうしたことか…しばらくぶりに動いてみると、結構調子がいいのですから、それはそれで少し困惑です。 さて、これから「型」の修得と修正に皆さん、取りかかってもらっています。 特に選手であった皆さんは、身体に付いた微妙なズレを型や基本を通じて修正する期間としてとらえて頂きたいと思っております。 初見の型も多く、いささか手こずるかと思っていましたが、そこは上級者の皆さんです。 一つ一つの動作の確かさは、流石です。 確かに完璧にこなせるまでには、相当数の稽古が必要でしょうが、そこは「忘れて覚えよ」です。 明日に忘れても、気にせず何度でも修正し「頭」の稽古も兼ねて頂きたいと思っています。 型や基本を抜きにして私たちのカラテはなし得ないのですから…。 型によっては、不自然で動きづらいものも間々見受けられますが、それこそが自身の身体を見直す「良い機会」なのだと思い精進して頂きたい。 やりづらい動きが、スムースに縦横に動けてこそです。 ただの力に頼らず、どうすれば「最良」を紡ぎ出せるか。 そこに腐心する稽古こそが、次を生み出す糧なのですから…。 稽古後、師範代とも話した事なのですが… 以前から親しい方には、話している事なのですが「新しい形の壮年者試合を開催したい」と思考しております。今ある壮年部の皆さんが、やられている試合そのものを否定する訳ではないのですが、今一私には、ピンとこないのです。何故なら、その戦い方や戦術のそれに一般部との差が、観られないから。 身体が大きく勢いがあるか、スタミナのある者が、結果勝ちやすい…そして、終われば必要以上の怪我を負って脚を引きずっている姿を見て…これで明日、皆さん会社に無事に出社出来るのだろうかと要らぬ心配をしてしまいます。 それこそ、その姿こそ「キョクシン」なのだと声だかに言うのも、どうかと思います。 それは、ここ(試合会場)だけの話しであって「明日、向かう会社や社会で通用する!?」かです。 社会に通用するコンセンサス、そして怪我の少ない「競技特性」を思考しても、私は良いと考えています。例えば、子供たちの試合が「防具」の進化・普及によってその試合規定が、改訂され続けているその姿は、競技として効果的な進化だと一面考えております。 ならば、壮年組や女子の試合も、ここへきて「もう一工夫」あってしかるべきだと思っています。 但し、あくまでも私たちは「極真」である以上、その試合特性の本道から外れることはありません。 しかし、それでも広く開かれた「競技」を思考したとき、その「規定」は改訂してしかるべきだと思っております。力で押し込むだけの「荒い技」ではなく、真に「技」を評価した試合を思考したいと思っています。ただ、まだ「試行段階」ではありますが、遅くとも「来年」までには、その姿を世間に表明したいと願っておりますので関係各位、その折りは協力の程お願い致します。 ちなみに、一般の試合も、いずれ「開催」したいと思っています。 そのどちらも「単独」で開催したいと思っています。何故なら、そのほうが圧倒的に「大会時間の短縮」が図れます。無駄に長時間選手初め関係者を待たせること無く行えること。選手が「主役」である以上、選手の立場に立った「試合」を開いてみたいと思っておりますし、観客の立場として「一同門の徒」として、しっかりと試合を観戦したいと思っています。 ただ、だからと言って今の「大会」形式が、どうのといっているのではありません。 今ある大会の良さも、十二分に承知した上で新たに違う形での試合を模索すべき時が、きていると思っているのです。 ひょっとしたら私は「大会」を開きたいのではないのかもしれません。 「試合」をさせてあげたいと思っているだけなのかもしれません。 それも、多くの「道場生」たちに…いろいろな「機会」と「出会い」を共有してもらいたいと思っています。相手のいることで、また試合でなければ、わからない多くのことを「学んで」もらいたいと願っています。
by katsumi-okuda
| 2010-04-28 01:07
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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