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武道カラテ稽古日記

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週末は、本部審査です。

 やはり、今年は「暖冬」なのでしょうか…でも、朝はやはり、寒いです。
足の「怪我」は、お陰さまで日に日に良くなっている実感はあります。
といっても、まだまだ当分「装具」のお世話にならなくてはなりませんし、
何気ない普通のことも、ままならないのも事実です。

 ですが、それも「ありのまま」です。
折角というか、このような機会も大切な経験と思って、淡々と過ごす事にしています。
ふだんの稽古も、いつもの十分の一もいかないかもしれませんが、良いのか悪いのか、それなりに、それも、修練と思っております。

 さて、週末は本部での「審査会」です。
本部、水戸、岩井そしてクラブの一般部と子供たちの審査です。
年末、何かと忙しい中ですが、当日は、今までの稽古の深化を善く発露して頂きたいと思っております。何にせよ、無理はせず(難しいことですが…)ふだん通りにやってもらいたいと思っております。

 審査では、確かに「型」を行います。
ただ審査だからといって型をやってもらう訳ではありません。
どれだけ当人にとってカラテが、形になってきたかを観させて頂く手立ての一つなのです。

 子供は子供なりに、選手は選手なりの型が、出来ているか。
型の意味合いは、一様ではありません。
それこそ、人の数だけ型はあると思っています。
それを修練していく過程で、どのように深化させているかを観させて頂いているのです。

 型の本来の意味は…と声だかに言うつもりはありません。
型を数多く、そして幾年もやり通した後に「心身」が、理解する。
少なくとも、その一つの入り口として、型をやり続けてもらいたいと思っています。

 今の私の不具合な動きの中でも、型はあります。
型は、それこそ一つではありません。
子供のときの型と成長してからの型は、当然違います。
一日として同じ型は、ないと思っています。

 今顕わせる動きを大切にし、それを手立てとして次を見てもらいたいと思っています。
ただ、本当に型の基準値に合わせて、型をやってもらうとすれば…
さて、何人が正しく出来ているかは…。

何にせよ、型を通し「自身のカラテ」を造ってもらいたいと思います。
それを自身で見定める一つの機会が、審査なのです。
何も、難しい型をやる必要もありません。
簡単な基本の型こそ、特に年長者そして選手の皆には「難しく」行ってもらいたいと思っています。
それこそが、これからを造るのですから…。
by katsumi-okuda | 2009-12-11 00:23 | 稽古日誌