2009年 12月 11日
週末は、本部審査です。
やはり、今年は「暖冬」なのでしょうか…でも、朝はやはり、寒いです。
足の「怪我」は、お陰さまで日に日に良くなっている実感はあります。 といっても、まだまだ当分「装具」のお世話にならなくてはなりませんし、 何気ない普通のことも、ままならないのも事実です。 ですが、それも「ありのまま」です。 折角というか、このような機会も大切な経験と思って、淡々と過ごす事にしています。 ふだんの稽古も、いつもの十分の一もいかないかもしれませんが、良いのか悪いのか、それなりに、それも、修練と思っております。 さて、週末は本部での「審査会」です。 本部、水戸、岩井そしてクラブの一般部と子供たちの審査です。 年末、何かと忙しい中ですが、当日は、今までの稽古の深化を善く発露して頂きたいと思っております。何にせよ、無理はせず(難しいことですが…)ふだん通りにやってもらいたいと思っております。 審査では、確かに「型」を行います。 ただ審査だからといって型をやってもらう訳ではありません。 どれだけ当人にとってカラテが、形になってきたかを観させて頂く手立ての一つなのです。 子供は子供なりに、選手は選手なりの型が、出来ているか。 型の意味合いは、一様ではありません。 それこそ、人の数だけ型はあると思っています。 それを修練していく過程で、どのように深化させているかを観させて頂いているのです。 型の本来の意味は…と声だかに言うつもりはありません。 型を数多く、そして幾年もやり通した後に「心身」が、理解する。 少なくとも、その一つの入り口として、型をやり続けてもらいたいと思っています。 今の私の不具合な動きの中でも、型はあります。 型は、それこそ一つではありません。 子供のときの型と成長してからの型は、当然違います。 一日として同じ型は、ないと思っています。 今顕わせる動きを大切にし、それを手立てとして次を見てもらいたいと思っています。 ただ、本当に型の基準値に合わせて、型をやってもらうとすれば… さて、何人が正しく出来ているかは…。 何にせよ、型を通し「自身のカラテ」を造ってもらいたいと思います。 それを自身で見定める一つの機会が、審査なのです。 何も、難しい型をやる必要もありません。 簡単な基本の型こそ、特に年長者そして選手の皆には「難しく」行ってもらいたいと思っています。 それこそが、これからを造るのですから…。
by katsumi-okuda
| 2009-12-11 00:23
| 稽古日誌
|
プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
以前の記事
2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 more... フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|