2009年 06月 25日
いつも「この月」に…
毎度のことですが…この梅雨時になると一端、体調が崩れます。
寒気と関節痛、倦怠感…うっ「インフルエンザ」か!? しかし、熱もないし他にどうという症状も出ない…どうやら一時的に「過労」で全身が「ダウン」したようです。 考えてみると大抵、この時期に「キマす」…。 と言う訳で、ここ数日、身体を騙し騙し動かしております。 ともかく、回復をはからないとならないのですが、何が原因なのか、どうなのかが、わかりません。…普通にしているしかありません。 …相当、厄介です。 体調が不完全でも何でも、日々の様子に変わりはなく…。 やれること、そして考えることに時間を費やしております。 「実は、向いてないんじゃないの!?そんなに身体壊して?」 「だよね〜っ」 家人に言われてしまいました。返す言葉がありません。 確かに幼少期は、これでもかと言う程の虚弱児でしたから、それも当たっているかもしれませんね。哀しいかな凡人が、必要以上の無理をするとそうなるという典型なのでしょうか。 自分の身体を使って「試して」いるような気がしてきます。 どのくらいやれば「どこがどう」壊れていくか…。 それも、私の役目だと思うばかりです。 なかば、笑って諦めております。 何にせよ動ける限り、突き詰めていかなければ得るものも得られない。そんな気が、あらためてしてなりません。 例えば、知っている「型」なら数百は下らない。 しかし、上手く「演じ」られる型は、数十。 そして、満足のいく型は…片手に満たない。 「握り方に疑問が…」と仰った総裁の言葉が、身に凍みます。 …実戦で使える型は、一つか二つ…あるかないか。 自分の動きに満足する筈も無く、自分が一番下手だと自戒し、毎度稽古、鍛錬に臨まなければ…人に教えることも侭ならず。 身体を痛めているからこそ、形に沿った理に叶った「動き」が見えてくることもある。 今は、その時なのかもしれないと思い定めています。 相手と対峙し「打突」の中にしか「真」は見つけられない。 御託を並べ、過去の「やれたこと」に自慢をし、帯の金線に執着し、一切の実戦から離れた者に何が語れようか。 断じて、そんな者には成り下がりはしない。 指一本動く限り、この「道」を突き詰めていかなくては…。 私が今出来ることを…そして次代に続く者に伝えていくことを。 仕事が忙しくとも、懸命に日々頑張っている皆さんがいてくれます。 その期待に出来るだけそうよう、私は努めなければならない。 どんなに小さな「道場」そして「団体」であっても、名実共に世間に評価される「真の道場・団体」を志向し、私たち「年長者」は進むだけだと思っております。
by katsumi-okuda
| 2009-06-25 01:03
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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