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武道カラテ稽古日記

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いつも「この月」に…

 毎度のことですが…この梅雨時になると一端、体調が崩れます。
寒気と関節痛、倦怠感…うっ「インフルエンザ」か!?
しかし、熱もないし他にどうという症状も出ない…どうやら一時的に「過労」で全身が「ダウン」したようです。
考えてみると大抵、この時期に「キマす」…。

 と言う訳で、ここ数日、身体を騙し騙し動かしております。
ともかく、回復をはからないとならないのですが、何が原因なのか、どうなのかが、わかりません。…普通にしているしかありません。
…相当、厄介です。

 体調が不完全でも何でも、日々の様子に変わりはなく…。
やれること、そして考えることに時間を費やしております。

「実は、向いてないんじゃないの!?そんなに身体壊して?」
「だよね〜っ」
家人に言われてしまいました。返す言葉がありません。
確かに幼少期は、これでもかと言う程の虚弱児でしたから、それも当たっているかもしれませんね。哀しいかな凡人が、必要以上の無理をするとそうなるという典型なのでしょうか。

 自分の身体を使って「試して」いるような気がしてきます。
どのくらいやれば「どこがどう」壊れていくか…。
それも、私の役目だと思うばかりです。
なかば、笑って諦めております。

何にせよ動ける限り、突き詰めていかなければ得るものも得られない。そんな気が、あらためてしてなりません。

例えば、知っている「型」なら数百は下らない。
しかし、上手く「演じ」られる型は、数十。
そして、満足のいく型は…片手に満たない。

「握り方に疑問が…」と仰った総裁の言葉が、身に凍みます。
…実戦で使える型は、一つか二つ…あるかないか。
自分の動きに満足する筈も無く、自分が一番下手だと自戒し、毎度稽古、鍛錬に臨まなければ…人に教えることも侭ならず。

身体を痛めているからこそ、形に沿った理に叶った「動き」が見えてくることもある。
今は、その時なのかもしれないと思い定めています。

相手と対峙し「打突」の中にしか「真」は見つけられない。
御託を並べ、過去の「やれたこと」に自慢をし、帯の金線に執着し、一切の実戦から離れた者に何が語れようか。
断じて、そんな者には成り下がりはしない。

指一本動く限り、この「道」を突き詰めていかなくては…。
私が今出来ることを…そして次代に続く者に伝えていくことを。

仕事が忙しくとも、懸命に日々頑張っている皆さんがいてくれます。
その期待に出来るだけそうよう、私は努めなければならない。
どんなに小さな「道場」そして「団体」であっても、名実共に世間に評価される「真の道場・団体」を志向し、私たち「年長者」は進むだけだと思っております。


 
by katsumi-okuda | 2009-06-25 01:03 | 稽古日誌