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武道カラテ稽古日記

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何事も…バランス

 午前中の仕事が、キャンセルとなり…少し溜まっていることをやらねばと思っています。
 梅雨に入ったらしいですが、そのせいか何なのか暫く体調が優れずモタツイテいます。流石にそんなときは、自分が嫌になったり焦ったり不安になったり…と自分の心根の弱さを垣間見るものですね。

 何事も「バランス」だと思っています。
よく耳にすることですが「忙しい人にこそ仕事を頼め」とか「忙しい程趣味や余暇の時間を持て」と…。
確かに、その通りだと思っています。ただし、それをことも無く出来るかそうでないかは、その人の環境や置かれている立場、そして、その人の性格・資質によるのでしょうが…。

 カラテをやっているその多くの道場生は、学生さんそして社会人、一般の皆さんです。当然ですが「仕事」をされています。
ところが、教える側が「カラテだけに特化した人」だと…どうなるでしょうか。
まず今の時代、それだけに特化した人は、社会に受け入れられないか不都合を多く感じてしまうものです。競技や道場という「狭い空間」しか知らない「未熟・無知」な者を反面育ててしまう空気を持つ団体は、それだけで社会との歪や狭間を感じてしまうものであります。

 特に私たちの団体では、指導者に成る為に必須として「立派な社会人」であることが前提に掲げられております。
カラテだけに特化すること無く、社会人として立派に責務を果たしている其の者こそが、選手として指導者として大成する礎であると確信しております。

 忙しいからこその集中力と責任感。
忙しいからこそ「ON」と「OFF」が必要だと実感しています。
いつも、スイッチを入れっぱなしでは、壊れてしまいますし、入れているのかいないのか、わからない状態では自身の成長も認められないはず。一日中、忙しいはずもなければ、一日中稽古に明け暮れていられるものでもない。ならば、違う時間と「景色」を其の時々に持つということは、大事ではないだろうか。
 
 ただ私は…多分「仕事」に「余暇」に、そして「稽古」にと…時間をやり繰りしている自分が、好きなだけなのかもしれませんが…。
だからという訳でもないのですが…確かに多忙ではあります。

 さて後半、カラテそのものも「バランスが大事」という話しをさせて頂きたいと思っています。
技のバランス、立ち方や姿勢、不安定の中の安定、そして心の頭のバランス…考えるだけでも、その事象は大変多く意味深いものだと思っています。強く上手くなる為にも…何事も「バランス」です。
by katsumi-okuda | 2009-06-11 10:19 | 稽古日誌