2009年 06月 03日
少し間をおくと…
久しぶりに…キテマす。
どうやら、この時節必ずと言っていい程体調を崩します。 過去、数年「おなじみ」になってしまいました。 加えて「偏頭痛」…。 そんなことは「言い訳」とばかりに…本日も「稽古」です。 少しでも「キツいこと」から遠のくと、身体は正直なものです。 てきめんに「抵抗力」を喪失しかけます。 ミットごしに「有り難くも」皆、全力で打突してくれます。 お返しとばかりに、こちらも全力で、持てる体力全開で…と言っても 相当体力にバラツキが、出ています。 ただ、アチコチ壊れかけて、体力もあまりない…そんな状況だからこそ出せる「体重ののせ方」もあるものです。 「シャドウのためのシャドウ、スパーリングのためのスパーリングをやってはならない。いつも実戦を想定・意識し動くことを忘れず」 そんなことを言い含め後半は、防具付きスパーリングへ…。 どんな稽古でもそうですが、何をどう意識しやっていくかが問題。 ただやらされているのか、自分からやっているのか。 皆、そのことを考えてやってくれているところが頼もしい。 その気持ちを礎に行う者は、必ず強くも上手くもなれるもの。 そんな皆の目標となるような「団体の指標」を想定していけるよう思考して止まない。 例えば剣道の世界で行われている「有段者試合(七段位試合)」のように高齢であっても、それまで培ってきた真の「技」を遺憾なく発揮し観るもの全てに「真剣」を思わせる立ち居振る舞いとその試合…そんな姿を私たちのカラテは、創造出来ないのだろうか…。 現在でも「壮年部」の試合や大会は行われている。 しかし、それは一般(若者)のそれと大して変わらぬ「打突の繰り返し」…これでは次の日の仕事に差し支えると言うものであり、やはり体力や体格にある程度自信がある者が、どうしても多勢を占めてしまう。確かに私たちは「極真カラテ」を標榜している以上、ある程度の打突に伴う「痛み&衝撃」は致し方がない。 しかし、無用な怪我は、避けるべきだと考えている。 広くこれからのカラテを武道として昇華していくためにも、試合形式に伴うルールの改定や技術革新は、必須となっていくであろう。 だからといって体力も何も無い形だけの試合をやる気は、毛頭ない。 若い一般部と互角に渡り合い、少なくとも「負けないカラテ」を創造し、そして実践していかなくてはならないと思考しております。 どこ地域・地方に行っても、年長者の皆さんが、頑張っている姿を見るにつけ、本当にそんなことを思考している今日この頃です。 カラテを通じ、いろいろな出会い(中には痛い出会いも)や体験が出来ます。それらは、決して普段では得られない貴重な「日常」です。 そして、それを真の「武道」まで高めたいと思っています。
by katsumi-okuda
| 2009-06-03 01:10
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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