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武道カラテ稽古日記

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少し間をおくと…

 久しぶりに…キテマす。
どうやら、この時節必ずと言っていい程体調を崩します。
過去、数年「おなじみ」になってしまいました。
加えて「偏頭痛」…。

 そんなことは「言い訳」とばかりに…本日も「稽古」です。
少しでも「キツいこと」から遠のくと、身体は正直なものです。
てきめんに「抵抗力」を喪失しかけます。

 ミットごしに「有り難くも」皆、全力で打突してくれます。
お返しとばかりに、こちらも全力で、持てる体力全開で…と言っても
相当体力にバラツキが、出ています。
ただ、アチコチ壊れかけて、体力もあまりない…そんな状況だからこそ出せる「体重ののせ方」もあるものです。

「シャドウのためのシャドウ、スパーリングのためのスパーリングをやってはならない。いつも実戦を想定・意識し動くことを忘れず」
そんなことを言い含め後半は、防具付きスパーリングへ…。

どんな稽古でもそうですが、何をどう意識しやっていくかが問題。
ただやらされているのか、自分からやっているのか。
皆、そのことを考えてやってくれているところが頼もしい。
その気持ちを礎に行う者は、必ず強くも上手くもなれるもの。

そんな皆の目標となるような「団体の指標」を想定していけるよう思考して止まない。
例えば剣道の世界で行われている「有段者試合(七段位試合)」のように高齢であっても、それまで培ってきた真の「技」を遺憾なく発揮し観るもの全てに「真剣」を思わせる立ち居振る舞いとその試合…そんな姿を私たちのカラテは、創造出来ないのだろうか…。

現在でも「壮年部」の試合や大会は行われている。
しかし、それは一般(若者)のそれと大して変わらぬ「打突の繰り返し」…これでは次の日の仕事に差し支えると言うものであり、やはり体力や体格にある程度自信がある者が、どうしても多勢を占めてしまう。確かに私たちは「極真カラテ」を標榜している以上、ある程度の打突に伴う「痛み&衝撃」は致し方がない。
 しかし、無用な怪我は、避けるべきだと考えている。
広くこれからのカラテを武道として昇華していくためにも、試合形式に伴うルールの改定や技術革新は、必須となっていくであろう。

だからといって体力も何も無い形だけの試合をやる気は、毛頭ない。
若い一般部と互角に渡り合い、少なくとも「負けないカラテ」を創造し、そして実践していかなくてはならないと思考しております。

どこ地域・地方に行っても、年長者の皆さんが、頑張っている姿を見るにつけ、本当にそんなことを思考している今日この頃です。
カラテを通じ、いろいろな出会い(中には痛い出会いも)や体験が出来ます。それらは、決して普段では得られない貴重な「日常」です。
そして、それを真の「武道」まで高めたいと思っています。
by katsumi-okuda | 2009-06-03 01:10 | 稽古日誌