2009年 05月 14日
どこをどう鍛えていくか
人の身体とは、確かに繋がっています。
一つ怪我をすれば、それに連なり他まで不具合が生じます。 右肩の具合が忸怩たるものになっています。 すると、その下部の背中周りに痛みが…。 そして、どうやら左肩までが…本当に満身創痍になりつつあります。 超回復という言葉が、あります。 科学的に証明された正しい理論ではないそうですが、酷使した筋肉を48〜72時間程度休めたあとのほうが、筋力の能力はそれまでに比べ上昇し易くなる…あくまでも、個人の感想の域をでないのですが、確かに休んだ後の方が、動かし易くなることは事実です。 流石に、稽古・鍛錬も、それに向き合うように行わなければなりませんが、これも後のために「智」となるのではと思い定め、自分としては相当「控えめ」に動いている次第です。 ところで「身体の為にどこをどう鍛えればいいのか」という問いがあります。無論、その人によるでしょうが、基本は「脚、腹、背中」だと感じています。 脚・腰(腹)が、なければ、強い蹴り技も、強い手技も出力されません。そして、何より「健康」ではいられません。 人として「加齢」に負けない、アンチエイジングと呼ばれる身体を手に入れる為にも、足腰の強化・維持は誰にとっても必須です。 難しいことではなく、姿勢を正し、少し大股で早足で歩いたり、時折、深呼吸をするだけでも、それらの強化になったりするものです。 ただ、私は、それだけという訳にはまいりませんので…粛々と鍛錬を行わなければなりませんが、それでも他の怪我もありますので、それなりに…。 そして、その「強化」のために行っている一つの「鍛錬」が、今でいうところの「スロトレ」です。 実のところ、私達の道場では、カレコレ七八年前から行っております。主に「腕立て」に応用し、相当の効果を上げた経緯があり、今後も、さまざまなバリエーションを多岐に渡って広げていく予定でおります。無論、道場生の皆さんも、付き合って頂きます(強制的に…) 筋肉や関節に負担の無い「スロトレ」は、強度を変えれば、成長期の子供達や筋力の少ない女性にも、効果的です。 そして、私のように「リハビリ??」としても効果が望めます。 そして、カラテの稽古はその状況に合わせ「より正しく」「より心身を意識」し行うようにしていきます。 どんな動きも、当然「いつもと同じ」ものは、ありません。 それをたえず、どんな刹那であっても「均一・精密」に行える時、そこに本当の「技」が、見えてくる気がしてなりません。 加えて、その意識こそが「自身そのもの」を造り上げている、鍛えているといっても過言ではないと感じております。 ですから、私にとって稽古とは「休む休まない」という選択はないと言えます。稽古それ自体が、私を維持している「日常の一つ」であり「要素」でもあるのかも、しれませんね。 そんなことを不意に実感したりもしています。 …そして、鍛えるにしても何にしても…焦らず、細切れになっても続けていくことが、大切と…つくづく思ったりもしています。
by katsumi-okuda
| 2009-05-14 01:55
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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