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武道カラテ稽古日記

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どこをどう鍛えていくか

 人の身体とは、確かに繋がっています。
一つ怪我をすれば、それに連なり他まで不具合が生じます。
右肩の具合が忸怩たるものになっています。
すると、その下部の背中周りに痛みが…。
そして、どうやら左肩までが…本当に満身創痍になりつつあります。

 超回復という言葉が、あります。
科学的に証明された正しい理論ではないそうですが、酷使した筋肉を48〜72時間程度休めたあとのほうが、筋力の能力はそれまでに比べ上昇し易くなる…あくまでも、個人の感想の域をでないのですが、確かに休んだ後の方が、動かし易くなることは事実です。

 流石に、稽古・鍛錬も、それに向き合うように行わなければなりませんが、これも後のために「智」となるのではと思い定め、自分としては相当「控えめ」に動いている次第です。

 ところで「身体の為にどこをどう鍛えればいいのか」という問いがあります。無論、その人によるでしょうが、基本は「脚、腹、背中」だと感じています。
 脚・腰(腹)が、なければ、強い蹴り技も、強い手技も出力されません。そして、何より「健康」ではいられません。
人として「加齢」に負けない、アンチエイジングと呼ばれる身体を手に入れる為にも、足腰の強化・維持は誰にとっても必須です。

 難しいことではなく、姿勢を正し、少し大股で早足で歩いたり、時折、深呼吸をするだけでも、それらの強化になったりするものです。
ただ、私は、それだけという訳にはまいりませんので…粛々と鍛錬を行わなければなりませんが、それでも他の怪我もありますので、それなりに…。

 そして、その「強化」のために行っている一つの「鍛錬」が、今でいうところの「スロトレ」です。
実のところ、私達の道場では、カレコレ七八年前から行っております。主に「腕立て」に応用し、相当の効果を上げた経緯があり、今後も、さまざまなバリエーションを多岐に渡って広げていく予定でおります。無論、道場生の皆さんも、付き合って頂きます(強制的に…)

 筋肉や関節に負担の無い「スロトレ」は、強度を変えれば、成長期の子供達や筋力の少ない女性にも、効果的です。
そして、私のように「リハビリ??」としても効果が望めます。

そして、カラテの稽古はその状況に合わせ「より正しく」「より心身を意識」し行うようにしていきます。
どんな動きも、当然「いつもと同じ」ものは、ありません。
それをたえず、どんな刹那であっても「均一・精密」に行える時、そこに本当の「技」が、見えてくる気がしてなりません。
加えて、その意識こそが「自身そのもの」を造り上げている、鍛えているといっても過言ではないと感じております。

ですから、私にとって稽古とは「休む休まない」という選択はないと言えます。稽古それ自体が、私を維持している「日常の一つ」であり「要素」でもあるのかも、しれませんね。
そんなことを不意に実感したりもしています。
…そして、鍛えるにしても何にしても…焦らず、細切れになっても続けていくことが、大切と…つくづく思ったりもしています。
by katsumi-okuda | 2009-05-14 01:55 | 稽古日誌