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武道カラテ稽古日記

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如月…いよいよ

 二月、如月は、節分を越えて旧暦の新年、そして私の誕生日月…いつの頃からか、ここからが私の新年ということで「動き」初めているように感じております。
 どうやら年のせいばかりか、生理学的にも年を重ねると月日の流れは早く感じられるとの事…なるほど奥の細道ではありませんが「月日は百代の過客」と感ずるのも頷けてしまいます。

 日付では昨日…稽古は「鍛錬」と相成りました。
相対2分×7 ミット稽古1分×10 そして久しぶりに「量の補強」拳立て100×5 腹筋50〜30×7 背筋100 JPS100
柔軟の後、型の修得と確認。
殆どいつも通り休み無くこなせました。
大して体調もよくはないのですが、まずは満足致しませふ。

 ミット目掛けて遠慮なく全力で打突してくれるケント指導員…流石にミット越しでも効きます。胸も腹も真っ赤です。
受ける度に頭まで浸透する衝撃を耐えていながら思考する…
そして、確信する。やはり、実戦は各あるべきと…。

 身をもって先頭に立ち、規範を示してこその「上の者」。
そんなことで意識が切れるようでは、説得力に欠ける。いつでも、選手と対等若しくはそれ以上の体力を維持しなければ、技を語れるモノではないと実感する時でもあります。

…本当は、いつも息も絶え絶え、喘いでいるのが実際ですが、そこは我慢…死なない程度に…。動けるうちが「華」と心得ております。講釈を垂れるのは、未だ未だ先で良いと思っておりますので…。

 いよいよ、ここ十数年修練して来た事の「まとめ」に入って来た感が、身体にあります。修練の道は、未だ初頭ですが、先を行く者として、後に続く人達に示さなければならない時に来ている事も確か…。基本一つ、型一つにしても…。

私達は実戦を標榜し、その母体を「極真カラテ」から発している以上、何恥じる事の無い真の武道を進む者全てが、発露出来なくてはならないと思っております。本来、空手は弱者のモノであり、力弱き者(少年、女子、壮年)が、その術をもって有意義に社会生活に活用出来るものと解され、その頂は、厳しくとも力ある者を征する道でなければならないと思考しております。

…競技に活きるカラテとその技法。齢を重ねても真の強さを維持・強化出来るカラテ。そして、誰もが、精進次第でその頂を垣間見れるもの…それを私達は、自身の手で造り上げていかなければなりません。唯の言葉遊びに終わらず、辛く厳しい稽古を通し、自身の痛みと汗を通して掴める真の姿を…
 故にまずは、上の者、私から範を示さねばなりますまい。
by katsumi-okuda | 2008-02-01 02:19 | 稽古日誌