2007年 08月 09日
残暑…立秋 「合わせる」
近くの壁に残っていた…蝉の抜け殻。
暦の上では、早くも「立秋」…今年は、梅雨明けが遅かったせいもあり「夏」は、本当に短いような気もします。壁に残る「抜け殻」も、何か寂しげです。というか、久しぶりにこれを見たような気もします。少し特をした気分でもあります。 私も流石に「焼ける」ペースが遅く、今年はこのくらいでイッてしまう気がしていますが、それでもそのへんの少年部とタメをはれるほど「焼けて」ます。子供達から「クワガタみたいに焼けてる!!そのうち背中から羽が出るかも!?」と訳の分からぬことを言われています(確かに汗をかくと、見事に黒光り(茶光り!?)して、自分でも甲殻類ぽいと思ったりします) 稽古の一つに「相手に合わせる」ということを言います。 基本の号令に合わせる、全員で行う型を合わせる等…。 これは、とりも直さず「組手」において「相手に合わせる」ことを身体に覚え込ますための術として行われております。 闇雲に相手に突っ込んでいっては、効く技も効かなくなる。相手に読まれもしてしまう。相手の拍子に合わせ、また拍子を読み、その上で外す「技」こそが本懐と思わねば「武」は成り立ちません。 そのための身体操作を造り上げていく稽古をしなくてはなりません。予備動作の無い、真の威力ある技を造り上げること。 稽古の全ては、そこに掌握されるとも言えるのですから…。 そして、それを「実戦=競技」で活かすとは…。 真剣約束一本組手から、その感覚を養い…そして、やはり多くの実戦をたえず経験しなくてはならない。 言葉遊びで終わることの無い、真の実戦とは多くの辛苦を味わうものと知らねばならない。 痛みと苦しさを伴わない「実戦」は、断じてあり得ない。 その上で身体を造り上げ、技を知る稽古をしなくてはならない。 …但し、現代にあって須らく無理はなさらぬよう、自身の程度に合わせた稽古こそ…それも本懐と知らねばなりません。 続きは、その実践から…。
by katsumi-okuda
| 2007-08-09 01:44
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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