武道カラテ稽古日記

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極真の型…三戦とその系統1

 再度、極真の型についての考察です。
極真の「基本」は、三戦立ちにて行います。これは、創始者が剛柔流を元に考えられた為と考えられますが、慣れぬうちは、その立ち方に不安定さを覚えてしまうことも、しばしばです。
 確かに両足のつま先を内側に向けた立ち方は、ふだんの生活ではあまり用いないせいもありますし、これが実戦とどう対応するのか、初心のうちは不可解な思いを拭いきれずに、それこそ言われるがまま、やっていたというのが本当のところです。

 しかし、基本として足を内側に絞り込む立ち方は、実戦をやればやるほど都合が良いことに気付く。
 特に接近戦の時、相手に押し負けない盤石の構えは、それを元に成り立つものと知れ、その構えが真に自身のモノになり始めると至近距離からの相手の打突さえ躱すことの出来る「腰のキレ」を体感することが出来る。腰を落とし膝を柔軟に保つことは、全ての運動の理に叶っている(例えば、野球やゴルフのスイングのさいの足腰の有り様は、それに近い)
 さまざまな手技の基本をその立ち方で行うことによって腰の安定と使い方を自然と身に付けている、また上級者にとっては、それこそ日々の鍛錬の過程によって生じる身体のズレを修正・矯正する一助ともなり得る。高じて基本によって真の武術的な「瞬発力」を培う源ともなるものと私は解している。

 よく質問されること「その身体はどうやって鍛えたのか!?」
私は現在、カラテ以外の運動(例えばウェイト等)は行っていない。
全てカラテに関する鍛錬のみでこの身体を造り上げている。
特に基本は、私の威力の源であり、決して手を抜いた準備運動紛いのモノではあり得ない。と言っても、全て全力では出来ないのも基本である。片腕十何㎏、片足二十何㎏もある代物…それを自在に動かすことの大変さ、そして、その効用…真剣にやれば必ず誰もがそれと知れるものだと思っております。

さて次回は、その立ち方の元「三戦の型」について述べましょう。
この型も、流派(特に古流琉球空手)によっては、その生い立ちによってさまざまな相違点があります。
 ここではしかし、あくまで「極真=競技としての実戦」のそれと言うことで、その効用と使い方・意義を述べさせて頂きます。
by katsumi-okuda | 2007-07-21 00:28 | 評論