2007年 05月 31日
稽古の「質」…神経系を鍛える
こんな早い時間(今、朝8時過ぎ…早くもないですね、娘を学校に送り出す為同じ時間…いつも6時に起床してますが…)にブログを打っているなんて…私としては大変珍しい…というか、そうある事ではない気がしますが、予定変更で午前の仕事がキャンセル、久方の午前、自宅仕事と相成りました。
稽古後、深夜が仕事の中心においている(特に書き物や資料調べ整理等)私としては、何か新鮮でもあり、また違和感を感じてしまうものですが、取りあえず違う発想も求めて…。 確かに午前中の方が「事務系」の仕事は、はかどり易いと思いますし、人との会合も極力午前にしています。 また、早めに終えたときは、自分の自由時間に充てたりしていますので…結構午前中を有効利用していると思っていますが、たまには、こんな日もあるものです。 外は雨で寒いし、右肘は痛いし(五十肩!?)…「う〜む」 唸ってしまうばかりである(>^<) さてそんな中、稽古は「神経系」に重点を置いております。 筋力系も間断なく鍛えてはいるのですが、あまり調子がよくないときは、もう片方「神経系」を意識し、鍛えるように心がけております。 「神経系」とは、まさしく「神経」そのものであり、身体を正しく動かすモノや、頭で考えた事や感じた事を上手く体現出来るように身体と頭を「同調」させるモノと考えています。 また、組手等において相手の「先を読む」力…これも私は、それと同系においておりますが、これらを鍛錬するとは。 一般的には、上・下半身の同調を意識しながら「稽古」全般に臨むことが、まず一つであり、そのための正しい姿勢や立ち方の矯正、そのための「抜力」、心身のリラックス、動きの柔らかさ、しなやかさをことさら意識していく事だと解しております。 力でぶつかり、潰していく稽古・鍛錬もあります。 その果てに相手に「合わせていく」稽古を積まなくてしならないとも確信しています。そのことは実社会でも同じ事と知れます。 鍛錬の果てに「力を抜く」事が出来ます。 幾千と飛んでくる相手の打突を刹那に感じ取り、対処していくことが、武の本質の一つとも言えます。 そのために、私は、敢えてゆっくりとした型の稽古を行い、正しい姿勢や軸の有り様を確認し、心身を「まとめる」ことに腐心しています。攻防の刹那、心身を一瞬「まとめる」ことが、出来る時、最良、最速(相手にとって)の動きが、出来る事を知っています。 難しい作業なのですが、みなさんも早いうちから、そのことに注目され稽古に励んでみて下さい。 稽古以外、生活全般に大変有効な心身の強化・矯正が出来るものである事を知って下さい。 まずは、リラックスし、呼吸を正すだけでも違います。 難しい事は、一先ず脇におき、楽しい気分になれるような楽な姿勢をとってみて下さい。座っていても、立っていても、どんな形でも構いません。そから見えてくる事も、多いものです。 その心こそが、自らを最良に動かす源となることを知って下さい。
by katsumi-okuda
| 2007-05-31 08:55
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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