人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武道カラテ稽古日記

ブログトップ

稽古の「質」…神経系を鍛える

 こんな早い時間(今、朝8時過ぎ…早くもないですね、娘を学校に送り出す為同じ時間…いつも6時に起床してますが…)にブログを打っているなんて…私としては大変珍しい…というか、そうある事ではない気がしますが、予定変更で午前の仕事がキャンセル、久方の午前、自宅仕事と相成りました。

 稽古後、深夜が仕事の中心においている(特に書き物や資料調べ整理等)私としては、何か新鮮でもあり、また違和感を感じてしまうものですが、取りあえず違う発想も求めて…。

 確かに午前中の方が「事務系」の仕事は、はかどり易いと思いますし、人との会合も極力午前にしています。
また、早めに終えたときは、自分の自由時間に充てたりしていますので…結構午前中を有効利用していると思っていますが、たまには、こんな日もあるものです。

 外は雨で寒いし、右肘は痛いし(五十肩!?)…「う〜む」
唸ってしまうばかりである(>^<)

 さてそんな中、稽古は「神経系」に重点を置いております。
筋力系も間断なく鍛えてはいるのですが、あまり調子がよくないときは、もう片方「神経系」を意識し、鍛えるように心がけております。
 「神経系」とは、まさしく「神経」そのものであり、身体を正しく動かすモノや、頭で考えた事や感じた事を上手く体現出来るように身体と頭を「同調」させるモノと考えています。
 また、組手等において相手の「先を読む」力…これも私は、それと同系においておりますが、これらを鍛錬するとは。
一般的には、上・下半身の同調を意識しながら「稽古」全般に臨むことが、まず一つであり、そのための正しい姿勢や立ち方の矯正、そのための「抜力」、心身のリラックス、動きの柔らかさ、しなやかさをことさら意識していく事だと解しております。

 力でぶつかり、潰していく稽古・鍛錬もあります。
その果てに相手に「合わせていく」稽古を積まなくてしならないとも確信しています。そのことは実社会でも同じ事と知れます。

 鍛錬の果てに「力を抜く」事が出来ます。
幾千と飛んでくる相手の打突を刹那に感じ取り、対処していくことが、武の本質の一つとも言えます。
そのために、私は、敢えてゆっくりとした型の稽古を行い、正しい姿勢や軸の有り様を確認し、心身を「まとめる」ことに腐心しています。攻防の刹那、心身を一瞬「まとめる」ことが、出来る時、最良、最速(相手にとって)の動きが、出来る事を知っています。

難しい作業なのですが、みなさんも早いうちから、そのことに注目され稽古に励んでみて下さい。
稽古以外、生活全般に大変有効な心身の強化・矯正が出来るものである事を知って下さい。

まずは、リラックスし、呼吸を正すだけでも違います。
難しい事は、一先ず脇におき、楽しい気分になれるような楽な姿勢をとってみて下さい。座っていても、立っていても、どんな形でも構いません。そから見えてくる事も、多いものです。
その心こそが、自らを最良に動かす源となることを知って下さい。
by katsumi-okuda | 2007-05-31 08:55 | 稽古日誌