2007年 04月 22日
やはり「数」をこなす…
今日、娘を初めとして数人の小学生達に「逆立ち」(カベにむかってですが…)をやらせたところ…出来ない。というかやり方をよく知らない様子。昔は、大抵の子供達、特に男の子達は出来ていたような気がするのですが…これも時代なのでしょうか。
何でもそうですが、失敗を恐れず挑戦する事は大切な事です。 今の子供達により多くの「失敗」をして欲しいと思います。 それによって「学ぶ」ことは、大人でも少なくありません。まして子供達は、さまざまな可能性があるのですから…。 私は、子供達によく言います。 「下手なこと出来ない事を先生は怒る事はない。でも、やらない、やっても懸命にやっていないことは怒る!!その気持ち、やろうという意識が最も大切なんだから…」 大人でも同様です。 出来ないまでも懸命に考え、ついてこようやろうとする姿勢は大切な事です。私にしても、そうしていくことが稽古の第一歩だと思って日々稽古に臨むよう心がけております。 難しい事かもしれません。 しかし、それを敢えて心して臨むようにすることが自身を高めることになると私は確信しております。 稽古で望むように動かない出来ない心身を考え、そして失敗し又繰り返す稽古そして鍛錬…「武」とは、そうしたものと思います。 組手にしても相手と打ち合えば、当然心身は自身の思うところとは、違う方へ向きがちになってしまいます。 その刹那々、自身を思うところへもっていく「意」そして、それを導く為の「理」を学ぶ事、たとえ、それが組手の最中であっても…。 これは、大変むずかしいことですが、相手に勝とう勝ろうとする「欲」も「意」をもって制御すること。 そこに私達の希求してやまない「カラテ」があるのです。 たとえ接近戦の打ち合いの最中でも、それを体現すること。 そうでなければ「実戦」とは言えないと私は確信しています。 …難しい事です。 それを又知ってこその「稽古・鍛錬」だということを敢えて思ってしまう今日この頃です。
by katsumi-okuda
| 2007-04-22 01:13
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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