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武道カラテ稽古日記

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不如帰(ホトトギス)

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春になると「ホトトギス」が、やってきます。
住宅街なのですが、いつもこの時期になると、どこからともなくコジンマリとした雑木林に「それ」は、やってきます。
「うん!春だ…春らしい!!」などと一人分けのわからぬ独り言をつぶやいてしまいます。その季節ごとの「恒例」になっています。(^^)

午後は、唯一の「休み」です。
しかし…ここのところ「腰痛」が慢性化というか悪化もしています。
過労なのは判っているのですが、どのように対処していくのか日々悶々としています。稽古のみならず、ふだんの生活から考えていかなくてはと…思っています。

そのため、そして「武」のためにも「姿勢」と「歩くこと」からと心しているのですが、それだけでは追いつかなくなっているようです。
自らのカラテは上がってきているのですから、歯がゆいにも程があります…。

よくある質問の一つにお答えします…。
「腹打ち」や「腹踏み」に関してなのですが、それをやっている時、初めから腹を固めているか…という疑問ですが、答えは「否」です。初めから固めていては何発もの衝撃に耐えられないということと同時に動作をしなくてはならない(殴り合い蹴り合い)実戦の場合、不都合でしかありません。
これらの鍛錬は、腹筋そのものよりも内蔵を衝撃に慣れさせている、鍛えていると考えるほうが妥当と感じています。
ですから(特に私の場合ですが…)当たる瞬間にその部分を締めている感覚が適切です。

 よくある行為の一つですが拳を初めから強く握らず、緩めて当たる瞬間に握っているシーンを見ます。これも、人の行為としては正しい行為の一つだとも考えられます。そのほうが、瞬発力を使えます。但し、基本の場合にも拳を不用意に無意識に緩めている人がいます。これは、正しい基本とその意識を造る上ではあまり褒められた事ではありません。
 手、特に指先は、頭の意識、集中力が真っ先に出るところです。
その先端までも絶えず意識してこその「空手」なのですから…もちろん、真の威力を造り上げるためにも最重要なのは言うまでもありません。ですから、だらし無く開いた手から繰り出される基本の突きをたまに(TVなどで)見ると、がっかりしますし、それをやっている人は、何をやっているんだろう「カラテ擬き!?」と疑いの眼で見たりもしてしまいます。

 ちなみに去年の暮れに痛めた右手の親指付け根…まだ完治していません。しかし、そのせいもあって(怪我の功名)適切な「握り」が
出来ているのも事実ですから…厄介な話しです。
by katsumi-okuda | 2007-04-15 22:53 | 稽古日誌