2007年 03月 02日
三月…それぞれの為に
いつの間にやら三月です。
学生さんは、それぞれに進路・就職等に忙しくなってきています。 子供達も、卒業式やら何やらでそれなりに忙しそう…私たちは、それを見守り続けなければならないスタンスにいますが、何か寂しくもありますねぇ…。 そんな中でも稽古は続きます。 特に一般部の稽古では、卒業し各地に就職していく人たちの為にカラテの本質、「型稽古」に重点を置いて稽古を進めています。 「型をやる本来の意味を初めとし、覚えた型を真に自身の型にすること、そして、型を組手に活かす為に…」 そんなことを中心として話しが長くなってしまう稽古ですが、大切な、大袈裟に言えば私たちの「奥伝」の伝承期間となっています。 まだまだ私自身、その全てを解明・活用出来ているわけではないのですが、型本来の身体の使い方・活かし方を理解して頂きたいと思っています。 頭では解っていても、身体が…というところが本音だと思いますが、その難しさを知り「理」としてのカラテ、武道としてのカラテをこれからの実社会で活かしてもらえれば、伝えている私としては幸いです…。 「 型を型通りにやる難しさ」を今、みんな実感しているよう…。 それでこそ、やっている意味があるのですから、もっと苦しんでみましょう(!?) やればやるだけ動けない自分がわかります。 やり込んだ後、今、私もかなり不細工な「型」になっているところです。やり込んだ後に出会う「自分」とは、そのようなものだと実感している今です。それを越していき…さて、どんな「型」が出来るようになっているか…。 ともかく、何事でもそうなように「先の三年・五年後を観て、今を大事に行うこと」稽古をされる皆さん、そして、新たに社会に出て行く皆さん、そのことを忘れないで頂けたら指導冥利に尽きます。 (そんなですから、今この時点で型の映像を残したくない…でも造らなければ…ジレンマです)
by katsumi-okuda
| 2007-03-02 00:07
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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