人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武道カラテ稽古日記

ブログトップ

三月…それぞれの為に

  いつの間にやら三月です。
学生さんは、それぞれに進路・就職等に忙しくなってきています。
子供達も、卒業式やら何やらでそれなりに忙しそう…私たちは、それを見守り続けなければならないスタンスにいますが、何か寂しくもありますねぇ…。

 そんな中でも稽古は続きます。
特に一般部の稽古では、卒業し各地に就職していく人たちの為にカラテの本質、「型稽古」に重点を置いて稽古を進めています。

「型をやる本来の意味を初めとし、覚えた型を真に自身の型にすること、そして、型を組手に活かす為に…」
そんなことを中心として話しが長くなってしまう稽古ですが、大切な、大袈裟に言えば私たちの「奥伝」の伝承期間となっています。
 まだまだ私自身、その全てを解明・活用出来ているわけではないのですが、型本来の身体の使い方・活かし方を理解して頂きたいと思っています。
 頭では解っていても、身体が…というところが本音だと思いますが、その難しさを知り「理」としてのカラテ、武道としてのカラテをこれからの実社会で活かしてもらえれば、伝えている私としては幸いです…。

「 型を型通りにやる難しさ」を今、みんな実感しているよう…。
それでこそ、やっている意味があるのですから、もっと苦しんでみましょう(!?)
 やればやるだけ動けない自分がわかります。
やり込んだ後、今、私もかなり不細工な「型」になっているところです。やり込んだ後に出会う「自分」とは、そのようなものだと実感している今です。それを越していき…さて、どんな「型」が出来るようになっているか…。
 ともかく、何事でもそうなように「先の三年・五年後を観て、今を大事に行うこと」稽古をされる皆さん、そして、新たに社会に出て行く皆さん、そのことを忘れないで頂けたら指導冥利に尽きます。
(そんなですから、今この時点で型の映像を残したくない…でも造らなければ…ジレンマです)
 
by katsumi-okuda | 2007-03-02 00:07 | 稽古日誌