2006年 07月 02日
ついに七月…昨日のK-1MAXを観て
昨日のK-1MAXを観て改めて考えてしまいました。
優勝したタイの選手の戦い方…「コンビネーションをやり尽くし、試合・実戦においてそれを忘れ、その状況に感応し対処する」 これこそが、「組手」の基本。 そして、それを裏打ちするかのような実戦での経験(たしか彼は、この試合以前にも西欧で3試合以上やっている) 「実戦一回はスパーリング100回分」とも言われ、それを大会前というリスクも顧みず実践してきた精神力と意志。 そして、言うまでもないほどに尽くされた揺るぎない「体力」と「技術」。 それらが、相手の反応を遥かに上回るベースとなって試合・実戦の場に現れる。技術・体力には負けないだけの努力(プロですから 当然と言えば当然ですが…)をしてきた日本人選手が、まったく歯がたたなかった…それは、これらの「総合力」そして、抜きん出た「精神力」の違い…ここでも日本人の意識の希薄さが、見え隠れしてしまう。 いくらコンビネーションの練習をしようとも、その隙をついて繰り出される「攻め」に叶う「防御」の術「攻める意識の受け」がなくては、勝てるモノではないと改めて考えてしまいました。 このように、いろいろな物事からも私たちは「知る」ことが出来る。 そのことをいかに自身のこととして立ち返らすことが出来るかが問題とも言えましょう。 暑い中、稽古は大変ですが、どうか皆さん意識を切らすことなく「考えた稽古」を実践して下さい。 ひいては、その考え方こそが、ふだんの生活をよりよく活きる「術」となることを知って下さい。
by katsumi-okuda
| 2006-07-02 00:32
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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