2016年 02月 18日
それぞれの意味…
…どうにか引越しが、終わりました。
といっても、まだまだダンボール戦記の最中(ーー;)流石に引越し屋さんは、プロです、怒涛のごとくあっという間に搬出、搬入(ちなみにウチは他の家の間取りから想像するより荷物が多く(その大半が書籍…)結果、新居と二往復することに。 まだ片付けられないでいますが、仕事は、待ってくれません。ただ嬉しい報せも入ってきてます!高校受験の道場生たちが、それぞれに合格の知らせを…ホントに良かったと思います。 これからますます学業そして稽古に頑張ってもらいたいと願うばかりです。 さて、新学年を控え話題にのぼることが、あります。それは「学校と塾予備校の役割の違い」それと「学校部活と道場の役割の違い」です。 学校では、学校でしか体験できないことを学びます。また塾予備校では、進学受験の為のスキルを磨くためという目的があり、双方とも、それぞれの目的が、あるものです。 同じように学校の部活とまた私達のような市井の道場でも、その役割は、時として異なります。 学校では学校という集団団体の元に同じ年代の者達と正しい団結力や協調性、競争心を養うことが、出来ます。 道場では、それぞれに異なる年代の道場生達の中で一つの社会としての成り立ち方や接し方を肌で学ぶことが、出来ます。 また、私達の競技特性から「一人で対応する」ことを稽古や試合そして大きな「大会」で学びます。自分と親以上に年の離れた道場生達が、自分の試合のためにサポートしてくれる。そのことに大きな感謝をもって事に当たることを学ぶ。 また、そのために自分の両親のサポートも、いつも以上に感じられるものです。 親や周りの大人達の姿を間近で見られるのが、道場での一つのあり方だと思っています。 親や周りの大人が、サポートで汗している背中から無言の教育と限りない慈愛を道場生達は、肌で実感することが出来る唯一の「場」だと私は、考えております。 ですから大会や試合で頑張った子供達に勝っても負けても、良く頑張ったと心から褒め称えられる唯一の存在は、親御さん以外にいない。 そして、それらから真の「思い遣り」を学べるものだと実感しております。 さまざまな「体験」…学校での部活や学業。 そして、道場での日々の稽古と試合。 大変でないわけが、ない。 ただ、それを正しく理解し自身を管理し、全てを自分のものにしていける度量を子供達は、持っているものなのです。 多くの道場生の中で、学業と道場の両方で頑張った者達の多くは、遠からず大きく成長している事実が、あちこちの道場から聴こえてくる。 後押しをしてあげられるのは、やはり親御さん以外にいないのです。 新しい学年になり、そのことを先ず皆さんで考えていきたいと願うばかりです。
by katsumi-okuda
| 2016-02-18 14:22
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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