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武道カラテ稽古日記

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何事も…

この歳だからこそ、わかってくることもあります。

どんなことでも、カラテに限らず…
いつでも、どこでも「手を抜かない者は、大成する」ということです。
逆に言えば、些細なことで手を抜く者は、早晩伸び悩む。

だから私はよく、特に子供たちに言う。
「この頭一つでいろんなことやるんだからね。一つのことが、ちゃんと出来る人は、何でも出来るようになる。だから、どんなことでも、手を抜かないこと。人はみんな怠け者に出来てる。楽な方が、いいに決まってる。でも、そんなことをしていたら、必ずいろんなことが、上手くいかなくなるね。だから、カラテでも勉強でも同じ。そして、毎日の生活全部同じだよ。だから、まず挨拶をキチンとして、いつもまわりの人のことを思いやれる人になろう。そのためには、強い自分でなければならない。自分たちは、そのために今、このカラテをやってるんだと思うこと。」

どんなに幼い子供たちであっても、私は、幾度となく、そんな話をする。
そして、その手本として、私も、そう心がけている。私が、いや大人が、やらなければ子供たちが、理解出来るはずもない。
それが、今の私の信条かもしれない。

だから、反抗期を迎えた連中や手を抜く者は には、容赦しない。
たとえ、五月蝿く思われようが、構わない。

私たちが、そう言われ続けたように、次の世代に残さねばならない。

ふだんの心がけこそが、本当に強くなる元なのだから。
相手を思いやれる見立てこそが、組手で相手の心の内を自然にわかるように。

相手を思いやれるとは、ひとえに相手をよく見ているということに他ならない。

相手の感情や呼吸が、自然に理解出来てこそ自身の「本当の技」が、活きるのだから。

だから、どんな些細なことでも手を抜くことはあってはならない。

挨拶一つ満足に出来ないものに誰が、大切な仕事を任せるだろうか。
瑣末な仕事や勉強そしてカラテの基本が出来ない者にどうして大きなことが、成し遂げられようか?

私のカラテが、他と違うとしたら、それは、このことを言うのかもしれない。

多分少し歳のせいなのかもと思わなくもないが…
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by katsumi-okuda | 2015-09-09 22:49