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武道カラテ稽古日記

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動きを止める…技の進化と体調異変

 少し早めの台風が、やってきます。私達の合宿までにはどっかにいって欲しいものです。

 ここ三日ばかり「偏頭痛」に悩まされています。
二三ヶ月に一度くらい巡ってくるのですが、今回は、様相が違います。たぶんなのですが、試し割りが影響しているようです。

 なぜなら、以前から試していた「割り方」つまり「力の入れ方」をやったからなのではと考えております。
 一つの試し割りの理想形として、割る一点に力を集中させるために割る瞬間、身体のほぼ全部を「締める」「堅める」こと。
 つまり、人の関節は、ある種の緩衝剤(ショックアブソーバ)の役目をはたし、外的衝撃から内部を守っている。これを踏まえ、試し割りや組手の打突の際、各部の関節の一切を瞬間・意識的に剛体化もしくは固定化してしまうことをすると…。
 それまで使っていた目標までの距離は、半分以下となることが体感出来ます。
また、それ以上に気を遣っているのが、「瞬発力」からくる「スピードの制御」そして「集中力」なのです。
 要は、全体の力をいかに使うか、なのだと感じるのですが、これもふだんの稽古の「意識化」からきていることを明記しておきたいと思います。

 少なくとも同じことを四五十年、満足な「握り」一つに未だ迷いながら日々精進するとは、先人の教えの通り。その過程でこそ、見えたほんの一筋の明かり…。
 その代わりに払う「代償」の大きさを今この身をもって実感しております。
by katsumi-okuda | 2005-07-26 16:21 | 稽古日誌