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武道カラテ稽古日記

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嬉しいこと…

  道場・団体として初めてのロゴ入りTシャツ(夏用)を作りました。
水戸の事務局主体で急ぎ作成してもらったのですが、なかなか好評です。会員さんには是非とも全員御購入願うよう勧めていますが、団体としての一体感もでますのでいいと思います。
 デザインに関しては、本部一般部のNさん(プロのデザイナーさん)に御協力して頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
 まだデザインとしては、いろいろありますのて今後第二弾以降を楽しみにしていて下さい。次回は、受注生産になるのですが、冬用ウィンドブレイカーのようなものを考えてみたいと思っています。
 どちらにしても、どこでも着れるものを作ります。あまり「強面」なものは、作りません。それだけは私の美意識に反します。

  この前、いろいろな資料をあたっているとこんな話にぶつかりました。
 「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)、一切の事勢、これ最善の道場」
これは、鎌倉時代、時の権力者、北条時宗が、自身の禅の師である無学祖元との対話の中に出てくる一節。
 時勢は、蒙古襲来を控えその備えに日々忙殺されているおり、師は「禅の修行はしているか」と聞き、時宗は答えて「とても忙しく修行している時間がない」
 それを聞いた師が「行住坐臥、一切の事勢、これ最善の道場。今やっている全ての事柄が、禅の修行そのもの。修行だと思って日々の物事に懸命に取り組みなさい」

 以前から何となく知っていた事柄でしたが、忙しくなっていくこの頃、この言葉を眼にして深く感じるものがありました。
 私も、ふだんからみなさんに同じようなことをいっていますが、いつしか惰性になっていく生活姿勢。自身の戒めとしても肝に命ずるようにしておきたいと思います。

 生活の中で何気ない物事に「嬉しさ」を感じることがあります。
そのことに感謝したり次への糧にしたり出来るよう心していくようにしています。そうすることで自身の「感性」までも引き上げられるものだと感じているからです。例えば、人に何かしてもらった時、「礼」をつくします。当然のこの行動も、武道の本質の一つである「和」を作り上げる大切な要因なのです。さて、そのことに関して詳しい解説は、次回にいたします…。
by katsumi-okuda | 2005-07-06 15:59 | 稽古日誌