武道カラテ稽古日記

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型の解釈…技の緩急、力の強弱

 さて、涼しさも一段落なのかなと思いながら…なんとか天気、もってくれるといいのですが…。
明日から「神戸」。
西岡師範主催の「神戸大会」に行って参ります。
少し遠出となりますので面倒ですからキャリーで荷造り。
もちろん、仕事道具も一式入ってます。
西の大会では、色々と見聞を開く良い機会でもありますし、西岡師範始めいつもの皆さんとお会いし歓談するのも一つの楽しみでもあります。無論、審判としての務めは十二分に果たさせてもらいますが。

 今日も、子供たちの指導にあたり、「型」について、いろいろと話をしておきました。
特に型を修得していく上で大切なことを学んで欲しいのですが、如何せん言葉が「難解」です。
ですので、その解釈をふくめ、分かり易く述べていきました。
これは、その一部となりますが、型試合にあって大切な説明となりますので数次に及び書き残していきたいと思っています。

  「技の緩急」と「力の強弱」について
言葉としては、そんなに難しいことを言っているわけではないのですが、本当に理解出来ているかというと大人でも、難しいのではないかと思っています。
まして年端もいかない子供たちに「緩急」だと「強弱」だのと言っても、なかなか理解が及ばないのではないかと。

ですから、私は自分たちの稽古の中、特に組手の稽古鍛錬を例にとって教えるように努めています。
 技の緩急について…
「相手が、しっかり構えている時、同じ調子、リズムで攻撃してもあまり効果がない。同じ技でも、同じ調子で出していては、相手に容易に受けられてしまう。そこでリズムを変えてみる。例えば、フェイントでもいい。出し方を変えても良い。1,2,3と同じリズムで行くのではなく、1と2を早く、3を強くなど。
相手の攻撃を受け攻撃を仕返す場合も、受けて返すリズムを変えるなど。それらを緩急と考えて良い」

力の強弱について…
「これも緩急に似ている。というか相互に関わりがあるものだと思って良い。
相手を攻撃していくとき、一本調子だと駄目だと言った。そのために相手にこちらの攻撃の意図をわからせないために攻撃に強弱をつける。例えば、その練習法としてミットを叩く時、リズムを変えるだけではなく、力加減も変える。強く叩いたり、弱く素早く叩いたりすること。人というものは、同じ力で叩かれると、その力に対応しようとする。つまり、相手が頑強に構えている時、同じ力で叩いても、あまり効果は認められないことを知ること。であれば、相手の油断、虚を見いだす為に相手に与えるインパクトを変えていく。つまり、力の強弱、加減をすること。」

 体験として身体で理解したことは、頭、意識でも理解し易い傾向があります。
これら実体験を通して、型の中で「そこは、ゆっくりと…」という注意指導を行っていくことが出来るように思われます。「そこは、半分くらいの力で行こう…」とも、いいます。
 子供達にとって「緩急」も「強弱」も、同一に「ゆっくり」というフレーズでいいのではないかと考えます。少し理解して頂ける一般や壮年の皆さんには、型本来の意味合いを絡めながら、お話しすることもありますが、どちらにしても、やはり体験を通した解説のほうが、良いように思われます。

 その指導で全ての人たちが、理解出来るとは思っていません。
ですから、指導というものは、相手あってのことですから指導者は、日々研究が必須だと言えましょう。

「力で思いっきり、叩く受け方もある。しかし、そっと手を添え相手の攻撃をいなすやり方も、ある。」
「どんなに乱戦の場合でも、不意をつき、とんと軽く突くだけでも、効いてしまう突きもある。」

それらを体現出来てこその「武道、武術」
そして、私達は、そのことを幾多の型から学ぶことが出来るのです。
ですが、学ぼうとしなければ、それはただの「運動」に成り下がってしまうことを忘れてはならないのです。長く武道を続け、若い人たちと対等にやろうとすればするほど、そのことを意識していくことが大事なのだと思わねばなりません。
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by katsumi-okuda | 2014-08-30 02:14 | 稽古日誌