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武道カラテ稽古日記

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6月、恒例になってしまいました…

  何故か、6月になりますと又「風邪」をひきます。
大会やら何やら5月中、追われているせいでしょうか、この月、必ず知らず知らずのうちに気を抜いてしまっているようです。

 今回は、早めに直そうと努めたのですが、とりあえず「最悪」一歩前程度といったところ。ともかく、ふだんからの疲労蓄積のせいと考えられるため、ここ数日間は、大人しくすることにしました。

 ただ道場での指導だけは、やっていましたが、そんな時はかえって面白いことを感じたりするものです。自分が、動かない分、人の動きが冷静により精密に見えたりもします。
 子供達にも、よく言うことですが「まずよく見る事」「見て覚えるくらい集中すること」と言っていますが、客観的に相手の動きを違う立場から観た場合の感覚は、ふだん動きながら感性として観ている(感じている)こととは、かなり違いがあります。

 何がどうということではないのですが、例えば「動き初めの身体の動き・うねり」そして技に移るときの「力み」「呼吸」が、見えます。
 身体が、動かないなら動かないなりな「稽古」もあるものだということを図らずも痛感してしまいました。ただし、これらを次回稽古に活かせるかどうかは、自分次第…。

昔、「いっぱしの武道家が、やれ準備体操だのあっちがどうのと言ってたら、やられちまうよ。いつでも即実戦出来なきゃいけないょ!!」と、とある先生に諭されたことがあります。その言葉は、今でも私の信条の一つとして活きています。少なくともその先生達に追い付く為には、そんな「形」から入ることも大切なことかもと思い今に至っています。ですから、人前ではあっちが痛いこつちがどうのと言っていても決してその素振りは、見せない、いつも以上の「力」を出せるよう「実戦」の場では心しているつもりです。
 自分の勝手な解釈として「いっぱしの武道家」に少しはなれたかと思う瞬間は、そんな「やせ我慢」をしている瞬間かも知れません…。
by katsumi-okuda | 2005-06-12 18:02 | 稽古日誌