2005年 05月 31日
また一つ試合を終えて
29日(日)藤原杯が、終わりました。
今回は、外部アドバイザ的な関わり方をしましたので、選手の皆さんには何かと迷惑をかけましたが、それぞれに成長や結果の出た試合だったと思います。 11人(同クラス複数出場2組)中、一般超重量、高校部門優勝・サラリーマンB準優勝 中学部門、小6クラス、3位入賞という結果になりました。 他の先生方からも賛辞を頂いたクラスも多数ありますが、出場された皆さんは、その結果に奢り憔悴することなく、客観的に自分の良かった点と悪かった点を考え、今後の稽古そして生活に活かせるようにして下さい。勝った負けただけが、カラテではありません。 ちなみに今回も、ルールや運営に関しては、さまざまな問題もありましたが、そこに出向いて競い合う以上、相手の土俵なのですから、何がどうのこうのよりも、まずどのようなことにも対応出来るだけの体力・技量そして結果を残すべきであると思います。 今回の場合も技量的には、稚拙であったとしても入賞された人達は、それだけの稽古を積み、それ相当の基礎体力(全体の持久力・打たれ強さ)を有した人達であったことは、事実です。それこそが、ふだんの稽古の結果なのだということを認識すべきです。 相手が大きいから、ルールがこうだから云々は、言い訳にしかなりません。 それを承知の上で勝つことの大変さや意義をしっかりと受け止めなければなりません。 たしかに裁定に不満の出る場合もなくはありませんが、そうだからこそ相手をそしてそのルールこそも凌駕する圧倒的な勝ちを収められるよう出場される人達は、意識しなくてはなりません。そして自分の持てる力を精一杯出し切ってこその結果であり、それが、これからの自身を清澄させてくれるものだと思います。 今回は、さまざまな運営上の問題点も見つかりましたので委員会には具申していきたいと考えていますので、今秋また機会あればみなさん挑戦して下さい。 私は、今回、知人の師範達が、遠方からお出でになっておられたので試合中も含め多くの歓談の機会を得られました。特に試合後、福島のM先生とは、遅くまで今後のことについて歓談させて頂きました。その場でこれからも真摯にカラテに取り組んでいる方々とのみ友好・協力体制をとっていくことを再確認させて頂きました。組織や団体に捕われず、まずは自分のカラテ、ひいては道場生全員のためのカラテそして運営を心掛けていくこと、そうすることで確かなモノを作り上げられること、そして、そのような同じ志しをもった方々が、いることに強い安心と信頼感を得られた機会でありました。 本当に遠方からそして夜遅くまで御苦労さまでした。また機会ありましたら、是非、御一緒に稽古をお願い致します。他の師範・先生方そして出場された皆さんによろしくお伝え下さい。 今回は、私的なコメントが、多くなりましたこと御容赦下さい。 次回から、型と組手について、実践編にまいります。
by katsumi-okuda
| 2005-05-31 14:21
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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