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武道カラテ稽古日記

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福島県大会…体験

 日曜日、福島県大会が行われました。
今年で九回目となる大会、門馬師範初め関係者の皆様の尽力、いつもながら感嘆するばかりです。
420名余からなる選手と国内外から招待された師範・先生方を難無くさばききるその組織力は、本当に良き規範となるものでした。
門馬師範初め関係者各位、本当にご苦労様でした。
そして、今回も有り難う御座いました。

 さて、大会結果は何とか上位入賞は、果たさせて頂きました。
しかし、戦った本人たちには、大きな壁そして考えなければならないことが山積したある意味「学び」の多かった大会、そして試合だったのではないかと感じてなりませんでした。

 ある程度「体格」に恵まれ「稽古時間」も今以上に多くとれるなら確かにもう少し「楽な戦い」が出来ることは事実である。
しかし、そのことを言い出したら、それこそ切りがない。
だからこそ余計に「考えた自分なりな組手」「自分一流の組手」を模索実行出来なければならない。
つまり、相手と同じような戦い方では、体格・稽古量・実績に左右されてしまうのは、至極当然。
そこに「自分だけの組手・技」を確立していかなければならないことを思考すべきである。

 いい戦いであっても、勝負事では負けは負けである。
それ以上でもそれ以下でもない。
大切なことは、それを次にどういかせるかであろう。
試合・競技を制するとは、そういうことだと思わねばならない。

 その意味でも、今回私たちの選手たちは、良い経験をさせてもらったと思う。
皆、それぞれに良く精進したし健闘もした。
それは、十分讃えられる。
しかし、そこから何を掴んで次にどう活かしていくか。
それが大事である。
勝っても、確かに得るものはある。
しかし、負けたときこそ多くを貪欲に学ばねば人としても成長はない。
どんなに有名な選手であっても、永遠に勝ち続けることは出来ない。
だからこそ、人は次に向けまた一からスタートを切り、稽古鍛錬をするのである。

大会試合は、結果を求め希求する場である。
しかし、そこから何も学ばなければただの闘争と成り下がる。
どうすれば勝てるか。
そのために何をすればいいか。
そして、その為に日常を稽古も生活一般も含め、どう過ごしていくか。

試合とは、結局、自分自身の全てをぶつけなければならない場でもあろう。
選手たち老いも若きも、そうであろう。
強い思いの者が、勝つ理を実践するためには究極そういうことだといつも感じてならない。

その思いを一日と忘れることなく精進し鍛錬に結びつけていくことは容易ではない。
まして頂きに立つこと…それには多くの要因を丹念に紡いでいかなければならない。
稽古・鍛錬・日常等…そのどれが欠けても道を拓くことは難解…。

だからこそ日々の稽古に僅かな目標を設定しこれからも取り組んでもらいたい。
私が以前選手たちに課していた目標をまた掲げたい。
一つの指針になれば、それも良し。
そして、必ず結果が出るものと信じている。
それは…個人別に伝えていくこととする。
次へ向けて前を向かなければならないが、今暫くは心身の傷を癒して頂きたい。
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by katsumi-okuda | 2013-10-01 14:53 | 団体のお知らせ